表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち
195/856

巨大蜂の洞窟

ユリアンネ達は巨大蜂ジャイアントビーの実物を見るのは今回が初めてであった。通常の蜂と違い、大人の片腕ぐらいの大きさである。当然に刺されたときの被害は、通常の蜂とは比べ物にならないのが想像される。


ユリアンネは、アナフィラキシーショックが蜂によってもたらされることもあることを前世知識で知っている。蜂に刺されて蜂毒に対する抗体ができて、再び同じ種類の蜂に刺されるとこの抗体が体内で過剰に反応する、時には死に至る危険性があるものである。それを知ってからは過剰に蜂を怖がるようになったものである。

ただ、現世ではその現象の話を聞いたことがない。他のアレルギー反応らしきものの話もあまり聞かない。ここは魔力のある世界で、皆の体力が前世よりもあることを知っているため、もしかすると様々な抵抗力なども違うのかもしれない。

ただ、念のために解毒ポーションはすぐに適用できるように準備するつもりである。


そんなユリアンネの心づもりを皆が知るわけもなく、単純に虫ではあるがかなり大きいのと、群れで行動するため洞窟内に攻め入るには相当数の蜂を相手する覚悟が要るという会話をしている。

そして皆の準備ができたところで、盾役のシミリートとジーモントの2人を前に洞窟に入る。一応、ゾフィとフェザーは弓矢の用意もしているが、敵が小さい上に飛び回るので当りにくいと思われるため、それぞれショートソードとダガーに持ち替える準備もしている。


「さっそく来たぞ!」

洞窟の奥から数匹の巨大蜂ジャイアントビーが大きな羽音を立ててくるだけでなく、顎をカチカチと鳴らしている。威嚇の意味もあるのであろうが、当然に無視して攻撃を開始する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ