表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

173/870

アンハンの西3

アンハンの街の西にあるモンヴァルト山脈で野営をしている商隊。見張り番以外の皆が寝静まった頃、野営場所から少し離れたところで騒ぎが起こる。

「何だ、こいつら!うわー、助けてくれ!」

見張り番であったヨルクとゾフィも、商隊とは離れた岩場の方からの叫び声に顔を見合わせる。ただ、何かが起きていることは確かであり、皆を起こす。

「皆んな起きろ!何か起きている!」


順次目を覚まして武器を手にした者が増える中、かまどの火を頼りにか、見知らぬ男たちがハイオークファイターを引き連れてやってくる。

「何だお前達!」

「魔物だ、助けてくれ!」

誰何にはお構いなく支援依頼を叫ぶだけである。


ウィンデルはアントニウスに顔を見合わせてから叫ぶ。

「シミリート、お前達8人でそのファイター2体に対応するんだ。俺達は他に備える!」

「え?あぁ、分かった!」「ジモ、こっちに来い!」「シャドウはこっちだ!」

シミリートも状況を理解し、もう1人の盾役のジーモントと一緒にハイオークファイターの前にそれぞれ飛び出る。ユリアンネとゾフィの遠隔攻撃、ヨルクとカミラによる近接攻撃の6人の息のあった陣形で対応する。シャドウとフェザーの2人もそこに混じる。

Bランク魔物ではあるが、銅級冒険者のシミリートとユリアンネとシャドウで3人、その他にも5人が居るため劣勢になることもあるが何とかしのげている。

その横でさらに別のハイオークファイターも岩陰から現れて、そちらには連れてきたと思われる男たちと一緒にウィンデル達が対応しているようである。


ユリアンネの≪火炎≫がとどめとなり倒れた1体目のファイターの首にヨルクが念のために戦斧を振り下ろしている。そして余力ができたシミリートは気になっていた場所にそっと移動すると予想通りであった。

「お前たち、変な動きをするなよ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ