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【書籍・漫画化】転生薬師は迷宮都市育ち  作者: かず@神戸トア
旅立ち
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メイユ散策

迷宮都市トリアンを出て3つめの街メイユ。

ユリアンネ達にするとトリアン以外の街に対する新鮮な気持ちは少し減って来ていたところに、この街は魔の森に近いことから冒険者も多いためトリアンに似た雰囲気なところもあり、何となく面白味にかけると思ってしまった。


「ここは冒険者が多いからトラブルもあり得るよな。揃って行動した方が良いだろうな」

「シミの言う通りね。でも、男3人だけでの買い食いは出来なくなるわね、ヨルク」

「ふん、カミラ達も甘い物ばかり買えなくなるぞ」

「それと、な。シャドウ達も一緒に行った方が良いだろう」

「あぁ、そうだな。コルバックでも商人に追いかけられていたからな」

引き続き一緒に西に向かうことになったシャドウとフェザーの兄妹は、宿も同じところを選んでいる。シミリートがシャドウに声をかけると、街の散策への同行に賛同される。


まずは消耗品の補充である。激戦もあったのでゾフィとフェザーの矢の補充に向かう。今後のことを踏まえて、完成品の矢だけでなく、補修用に矢尻、羽根、矢柄それぞれも多めに購入する。出会ってからフェザーはかなり口数も少ないままであったが、同じ目的もあってゾフィとは少しずつ会話が出来るようになっている。


続いて、自分達だけでなく他者にも使用して消費したポーションの補充のため、薬草の調達に向かう。目の前で使用した人からはガラス瓶を返却して貰っていたこと、そのガラス瓶はアンプル型ではない従来型であり≪洗浄≫で再利用できるので、そちらの調達は少しで良い。

「魔の森が近いから、薬草は領内でも豊富な方だよ。ぜひ見ていってくれ」

店主が言うように、迷宮都市トリアンからの途中の2街に比べて在庫も種類も多い。ユリアンネは傷回復、魔力回復だけでなく解毒などの薬草も多めに購入していく。

そしてこの機会に、とフェザーに話しかける。

「この前、お兄さんを治療していたのは、塗り薬と回復魔法だったの?」


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