きたる!コロナ復興特別税…PB黒字化目標を破棄させない限り増税論は再燃する
麻生大臣の増税をにおわせる発言は、以下の通りです…
…『麻生財務相は、経済対策とプライマリーバランス(基礎的財政収支)目標の関係については「マーケットをよくみながら、プライマリーバランスの問題を考える」と述べ、目標自体を放棄する考えはないことも明らかにした。(4月13日ロイター通信)』…
プライマリーバランスとはPB(=基礎的財政収支)と略されます。
国の財政規模を歳入の範囲内で歳出しましょう…
つまり、「国債を発行しない」ってことです。
家計でいえば「お父さんの収入の範囲内でやりくりしましょう」ってことです。
結局、PB黒字化目標を破棄させないと、一律給付金が実現しようと、消費減税しようと、休業補償しようと、その分の国債発行分(財政赤字)は、かならず、事後的に税金で徴収されます。
今回、給付金などのコロナ対策により、25兆円ほどの新規国債が発行されます。
この25兆円分は、ぜったいに、あとで『消費増税』』や『コロナ復興特別税』のような名目で徴収されることでしょう。
だから、まずはPB黒字化目標の破棄をしない限り、情勢が変われば、今よりも重い税金負担となることは火を見るより明らかなのです。
そのための種まき…公務員や議員の給与削減であったり、給付金受け取り辞退など、すでに種は播かれています。
『PB黒字化目標の破棄』…これを実現しない限り、コロナ終息の先に、明るい未来はないでしょう。