出会い。
後悔したモノ程、後になって余計に後悔するんだなぁっと。なんか僕それを猛烈に痛感しております、はい。
「はぁ。」
「ゴミのくせに、無駄に二酸化炭素を出さないでくれる?」
こんな調子で、僕の行動にいちいち口撃を喰らう始末だ。まったく僕がしたことなんて、変態宣言したぐらいじゃないか。それだけで、僕自身が無価値である様に振る舞われるなんて…。
…。冷静に考えたら、初対面の人に私は露出趣味がありますって言ったようなものか…。うん普通にアウトだね。
「そもそも、ゴミがなんで私に付いてくるのかしら?あなたが行くべきは、あっちでしょ?」
そう言って彼女が指し示してきたのは、所謂ゴミ箱。アハハ、乾いた笑みが止まらないぞ?
でもさ?僕が彼女と初対面ってことはさ、彼女も僕と初対面って事だよね?
それなら、初対面の相手に罵倒をする方が酷くない?一体何様だよって言うね…。あれ?そんな話をどこかで…うっ!、頭が…。
「どうしたの?遂に生まれたことを後悔したの?」
「ま-たまた~。」
「退けゴミめ。」
彼女と話していると、後ろからそんな声が聞こえた。振り向くと、そこには確実に僕より年下の少年がいた。
なんで確実かって?童顔低身長、さらに高音域な少年と青年の間みたいな声。そして極めつけに、“制服”だ!!
良いよね!制服。
何が良いって、まず期間限定感。制服ってのは学生時代だけに着る人が多いわけですよ。学生と言う人生においてごく短い期間だけ着用をが許された服!!学生以外が着れば、それはコスプレなのだよ!
「学生だけしか着れない事で生まれる、大人への準備を進めるそれは卵のよう!!」
「急に声を出して、何を言ってるのかしら?」
「おい、女。それは貴様の召使いか?教育はどうなっている?」
「私は、女って名前でもゴミを飼う趣味も無いわ。」
「ふん。名前も名乗らぬ女など、女で十分であろう?」
「あら?人の名前を聞く時は自分から名乗る。それが常識でしょ?おちびさん?」
「ふん。頭や胸に行くはずの栄養が縦にしか行かなかった女が吼えよる。」
「貴方は、良く回る口にしか行かなかったのね?」
「くく。」
「ふふ。」
「『桜舞う 君の制服 涙濡れ』。いややっぱり制服と言えば、安達創玄さんのこの一句だよね。」
「黙れ。耳障りだ。」
「ムカつくけど、同意見だわ。」
「あれ?喧嘩はもういいの?」
「「…。」」
「じゃあ、行こうか?」
さて、受付のおねーさん曰く、エレベーターに乗って20階へ行くらしいから、エレベーターホールへ歩いていく。
「只の狂人かと思っていたが、意外と頭が回るらしいな。」
「ふん、偶然でしょ。」
「何してるのー?行くよー?」
名前も知らない二人だけれど、止まっていた二人に声を掛けると、片や相変わらずの仏頂面。もう一人は苦笑を浮かべて近付いてきた。三人でエレベーターに乗り込み20階で降りる。
エレベーターを降りた先は、短い廊下と扉が一つ。どうやらその扉の中に入るようで、扉の前には入るような旨が書かれた紙があった。
扉を開けて、扉をくぐったそこは白を基調とした会議室みたいな場所だった。机や椅子がコの字型で用意されているし、机が並んでない場所にはホワイトボードが置いてあった。
そんな部屋には、既に10人程がいた。
「ふむ。意外と人数がいるみたいだな。」
それには僕も同意だ。それこそ老若男女問わず居るみたい…。
変わり種で言えば、明らかに定年を越えてそうなお爺さんとか、目の下に隈を付けた不健康そうな青年とかがいる。
「皆様、お待たせいたしました。」
僕らが最後だったのか、僕ら三人の到着の共に、ホワイトボードの近くにあった扉からスーツ姿の男性が出てきた。
「どうぞ。お座りください。」
その男性に座るように促され、そこにいる人が順に座っていく。
「では、初めに改めまして。」
全員が座り終わったことを確認して、一つ咳払いをしてスーツの男の人が話し始めた。
「今一度聞きますが、これからベータテストを受けて頂く皆様には、一週間毎日八時間のログインと社外秘を守っていただくために、一週間我が社に宿泊していただく事になります。問題はありませんか?」
あー。そんな事ベータ当選の紙に書かれていたなー。まぁ、僕は一人暮らしの上に、この一週間は暇だから問題ないんだよね。一応未成年だから、義伯母さんに宿泊の許可をもらったけれどね。
でも一週間って普通に考えて難しくないかな?
「皆様、問題が無い様なので続けますね。」
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