*表紙イラストあり
【主な登場人物】*読み飛ばしOK
◾️主人公 シグルン
これでも若い娘なのに、見た目が老婆の残念な容姿。人里離れた丘の上に養母のゾーイとひっそりと暮らしている。
薬学の勉強が好きで、よく自分で育てた薬草を村に売りに行っている。村の皆からは、容姿の悪さから『魔女』と貶されたり、逆に慕われて『おばあさん』などと呼ばれている。
◾️ソルヴィ・アレクサンデル・グヴズムンドゥル
グヴズムンドゥル王国の王太子。老若男女がうっとりするほどの人間離れした美貌の持ち主。
代々伝わる『婚約の儀』を行い、そろそろお妃を決めなければならないが、本人は乗り気でない様子。
見た目にそぐわず完璧ではなく、一人でよく葛藤している。
◾️ゾーイ・シュタット
シグルンの養母。シグルンが生まれる前は、王宮魔法使いをしていたらしい。
飄々とした性格で、何を考えているのかは娘のシグルンでも分からない。
◾️ゲオルグ・ヤンセン
シグルンを聖女として迎えに来た、王宮魔法使い兼近衛騎士団長のおじさん。なぜかゾーイには頭が上がらない。
◾️ヘンリク・ケント・ベーヴェルシュタム
シグルンの住むラップラント国境を守る領主&公爵。さらに現国王の兄でもあるが、今は臣籍降下されて弟の王を支えている。
◾️アニタ・エイリーン・ベーヴェルシュタム
公爵家の三人娘の末っ子。ソルヴィとは従兄妹同士にあたる。
とても気が強く、何事も自分の思い通りにしたい性格。従兄妹のソルヴィに恋い焦がれている。