プロローグ
それは、ある日の事だった、、、
俺、西城信也は何時もどうり高校に行っていた。まだ、入学してから1ヶ月ほどしかたっていないのにもうこの学校には、慣れてきた。その証拠に今俺は机にうなだれている。
「よう、信也どうした?机にうなだれて」
声を掛けてきたのは小学校から友達の荒川修だった。
「何だ修か、、、」
俺は机から顔だけ彼の方に向けそう言った。
「おいおい、月曜日からどうしたんだよお前、、、」
「実は昨日、美保のやつに買い物に付き合わされてな、もうヘトヘトなんだよ」
美保それは、修より前から面識のある、まあ幼なじみってやつだ。おっと勘違いしないでほしい。アイツとは幼なじみだがアニメやマンガのような幼なじみではない、朝起こしに来たことなんて一度もないし一緒に登校したことでさえ片手があれば余裕で足りる。まあ、そんなことより昨日つまり日曜日に買い物に付き合わさたデート?はっ、そんなもののわけあるか!あれはまさに地獄だった、、、。山のような荷物を持たされその状態で何時間も歩いたりさせられたのだ。
「お前別に体力無いってわけじゃないじゃねーか、それなのにそんな疲れたのか?」
「別に体力は何とか大丈夫だがな、なんと言うかこう精神的に、、、な?」
「いや、な?って言われても、、、まあ何とな~く分かるが、、、なんと言うかドンマイ!」
「は~」
俺は絶対分かってない修に向かって溜め息を吐いた。その時ついにアイツ(···)が現れた。
そう、、、アイツ岡田美保である。