第三十二話
今日もなんとか無事に更新できました。
特に何がある訳でもなくハフトへと戻ってきた冒険者一行。ところが街の中は慌ただしい。
「一応解散と言いたいところだが、ギルドからの連絡で集まってもらいたいとの話が来てる。内容はわからねぇが全員ついてこい」
マテヴがそう言い、冒険者たちはついていく。
ギルド内は街と同じく慌ただしい。マテヴを見つけた職員が、おそらく原因を話している。徐々に不機嫌になるマテヴ。すると
「遅かったね。それはどうでもいいか。とにかく魔物が集結しているから倒してくること、それが君たち冒険者の役目だよ」
「テムおい!そんな簡単に話してたら変な動揺が広がるだろうが!」
「マテヴ君。君にも戦ってもらうのだから心配はいらないよ」
「それとこれとは話が違うだろうが!」
揉め始める二人。先に根を上げたのはマテヴだった。
「ちっ、だったらお前は何をするんだ」
「ギルドに対策本部を設置した。私はそこで皆に指示を出すとともに、情報の把握に努め住民の避難を促したりするつもりだよ」
そう言われてしまうとマテヴとしても反論がしにくい。魔物を倒しに行くしかない。
冒険者たちを集めて、会議を開きに向かう。だが黙ってやられているマテヴでもない。何人かに指示し、彼の家を調べさせる手配をこっそりと進める。
ハフトの街から少し離れたところに魔物が集結している。それを倒しに行くという話が進められた。目算によるものだが魔物の量に驚き、動揺がみられたものの、そこは冒険者。すぐに討伐の準備が始まる。
「ギリギリまで近くに行った奴の報告だが、魔力源のようなものがあるらしい。それが今回の魔物の異常発生の原因のようだ。それを破壊することが目標だ」
「作戦は?」
誰かが質問をする。多少の討ち漏らしは仕方ないかもしれないが、街に被害を出すわけにもいかない。
「街の防衛はそれほどいらない。さっき確認されたことだが、そこにしか大型魔物も集まっていない。討伐組と魔力源の破壊が優先だ。ランクが上の奴から分けていく。必要なものはギルドで仕入れた。受付に伝えて受け取ったらすぐに戻ってこい」
普段とは違い、冒険者たちもキビキビと動いていく。それだけ危険を感じているという事である。
振り分けはすぐに終わり、今日中に動くこととなる。ゼロ、エレン、アサギは討伐組となった。夕暮れ時に冒険者は進んでいく。夜になる前には魔物が補足できる位置には着いておきたいからである。
無事に魔物の補足可能な場所に着いた。少し暗くなってきたが予定よりも早く着いたのは良いことである。マテヴは指示を飛ばす。
「魔物の確認を急がせてくれ。それと冒険者は休息だ。だがすぐに片付けられるようにもしておいてくれ」
丘の上に魔物は陣取っている。ゴブリンだろうか、松明による火が冒険者たちからは見え、それがなんとも言えず不気味に感じる。戦いの時は近い。
読んでいただきありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。




