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零の刃  作者: 風鳥院
第二章 魔術師との出会いと魔物騒動
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第二十二話

上手く書けているか不安でしたができました。

「うわぁぁ!」

「上から木の葉が矢みたいに振って来るぞ!」

「盾だ、盾を構えろ」


マテヴたちは苦戦を強いられていた。思った以上にトレントが抵抗をしてきたからだ。なにより木の葉による攻撃が防ぎ辛い。こちらも身体強化の魔法を施したり、回復を急がせたりとしているものの、敵が湧き続けていては体力も魔力も持たない。


「早く頼むぜ、ゼロの旦那!」


ゼロとエレンはトレントの本体近くまで来ていた。ところが時間を食っていた。


「助けてくれ!」

「回復をしてよ。ねぇったら!」


先ほど逃げてきたパーティーの仲間、もしくは関係のないパーティーか。数人が取り残されており、危機に瀕していた。ゼロは先に本体を優先しようと通り過ごそうとしたのだが


「すぐに向かいます。後少し耐えてください!」


エレンが進行方向を変え、助けに向かい出した。だがここにいる者以外にもマテヴたちもいるのだ。どちらかを優先させるわけにもいかない。


「エレン、先に本体を倒すべきだ」

「助けられる命があるのに見捨てるわけにもいきません。手を貸してください、お願いします」


『犠牲は出る。必要悪』等とゼロの頭に浮かんだ。しかし、エレンに頭を下げられてまで願われては強くも出れない。


「……わかった。だがさっきのようなバリアを維持させておくだけに留めるべきだ」

「ど、どうしてですか!?」

「マテヴたちのこともある。どちらかを優先させるのは難しい」


納得のいかない様子を見せるエレン。その間にもゼロたちにも攻撃は来るが話をしながらも対処するゼロはさすがである。

『わかりました。火よ!壁と成れ、デュアルバリア!』

襲われていた者たちの周りに火のカーテンができた。攻撃途中のトレントたちは止まることができずにそのカーテンに触れてしまう。枝に火が燃え移る、葉の攻撃は届かない、そのことに気付いたトレントたちにはどうすることもできない。


それを見届けた二人は急ぎ本体へと向かい、ついにたどり着いた。

他の木々と違い大きく、枝もまるで腕のように太くある。先に攻撃したのは以外にもエレンだった。


「火よ!敵を撃て、火炎弾!」


三つの火の弾が向かう。だが本体をかばうように飛び出た他の木に邪魔をされ届かない。今度はこちらとばかりに木の葉を飛ばしてくる。それを捌くゼロ。


「エレン、一撃で決めれる魔法は?」

「できますけどデュアルバリアの維持もあるので、少し威力が落ちると思います。さっきのようにかばわれると倒しきるのには不安が残ります」

「それは俺が対処する。できる限りの威力で放ってくれ」


『わかりました』、そういうと集中を始めるエレン。そして


「焔よ!敵を焼き尽くす、焔火!」


火炎弾よりは小さいが無数の火の玉がトレント本体へと向かう。先ほどのように木々がかばうように出てくるが、邪魔だと言わんばかりにゼロが斬り捨てていく。

一つ一つの玉がトレントにまとわりついていく。そして轟音と共に一気に爆発を起こした!


「グオォォォォ!!」


悲鳴とも雄叫びとも取れない声を発するトレント本体。煙が晴れるとあちこちが黒焦げ、木の葉もほぼ焼き尽くされていた。立派な腕も片腕は使えそうもなく、残された腕も無傷には程遠い。

周りの木々は被害がなかったためゼロたちに向かうが、もはや統率されていた動きはなかった。魔装を籠めた刀を振るい周りも倒しきると、もはや敵ではなくなっていた。


「火よ!敵を射よ!フレイムアロー!」


数百以上もの火の矢が残った根や木、トレント本体を射抜いていき戦いの終わりを告げた。


それを見届けたエレンはすぐに踵を返し、先ほどのパーティーがいるところに向かって行った。エレンを追いかけずに辺りを見ていたゼロだが、向こうに遺跡が見え『あれが目指す場所か』、そうつぶやいた。

時間が取れないかもしれないので次は遅くなるかもしれません。

これからも頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。

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