下級闇死体、デビュー
補習があるんで遅れます…
ご迷惑をお掛けしますm(_ _)m、
へぇ、俺って人間じゃなかったのか。知らなかったぜ………いや待てよ、待ってよ、待とうよ。
「下級闇死体?俺がか?俺は人間だぞ。大体そんなモノいる訳がないだろう。
あと、俺は1人っ子だ。妹なんぞいない。」
「ああもう面倒臭い!ちょっと見ててね、お兄ちゃん?」
そう言うと夜月とかいう黒髪幼女はどこからともなく、黒に金の縁取りの、豪華な剣を取り出した。
お、俺の中二心をくすぐるデザインだな。
おお、刃を振り上げた。迫力あるなー。
おおお、何かよく分かんないけどこっち来てね?
おおおお、腕が---
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?」
「ちょ!?大声あげないでよ!封音結界!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
「お兄ちゃん落ち着いて!傷口なんてもうどこにも無いから!落ち着いてって!」
何を言っているんだこの幼女は。
お前が俺の黄金の右手(予定)をスパッとやったんだろうが。
お前が---
「は?」
右手の部分を見ると、無くなった筈の右手があった。
爪が全て真っ黒になっている事以外は普通だ。
はっとなり、床を見ると、やはりそこには俺の右手だったモノが落ちていた。
「ね?これで分かったでしょ?」
そのときの彼女の笑顔もやはり、見た目相応な、無邪気な笑みを浮かべていた。
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