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街・宿屋



あのあと宿屋のことについて聞き忘れていたので係員のおじさんにお薦めを聞いてみた。


そこそこ良いところの宿屋と注文してみたら【新緑の宿り木亭】という宿屋を紹介してもらった。


街の中だがあまりに安いと色々危ないからな。


主に窃盗と集まる人種とか。


宿のセキュリティーは大事だろう、ギルドの係員に聞いた話ではそこそこの宿屋ならば魔法などでの防犯対策がされているらしいからな。


それに安いというのはそれに似合った輩が集まる。


宿屋で飯を食えば酒も飲む。


酒が入れば誰だって気が大きくなる、それが馬鹿な輩なら更に馬鹿なことをしでかす確率も上がる。


安全を金で買えればそれに越したことはないしな、手持ちの金も問題ない。


ギルドを出る際また視線を感じた、恐らくクエストボード近くにたむろしている奴らの誰かからだろう。


視線を感じただけで敵意があるかどうかや相手の感情までは分からなかったが素知らぬ振りをして出てきた。


追って出てくる奴もいなかったのでとりあえずは放置かな。


何かあればあちらからアクションあるだろうし。


今は宿屋に向かってるが色々気になる店もあるな。


村には雑貨屋だけだったからな、品物もしょっぱかったし。


まぁ宿のチェックインが先か、今は気になる店を外から流し見しておくだけにしておく。


ギルドから5分程歩くと宿屋に到着する。


外観は二階建てで一般的な普通の宿屋のようだ、入り口の看板に新緑の宿り木亭と書かれてある。


ちょっくらお邪魔しま〜す。


「いらっしゃい」


「あぁ、宿をお願いしたいんですが」


「はいはい、ちょっと待ってね」


中級ランクの宿屋にしては随分フランクだな。


こっちの世界ではこんな感じなのか?


女将も恰幅の良いおばちゃんって感じだしイメージとしてはピッタリなんだが、そこそこ良い宿屋とは少しイメージが違う気が……


こちらの気も知らずに、女将が宿帳を俺に差し出してくる。


「ここに名前を。1人なら一泊5000G、食事は朝夕の2回出るよ」


地球と通貨価値はほぼ変わらないので、約5000円か。


これが安宿になると2000円台になるらしい、ほぼ民宿みたいなもんだな。


安宿は立地も悪いみたいだし、冒険者ギルドやメインストリートから離れる分不便だろう。


ここならギルドからも比較的近いしな、係員の言葉も間違いではなかったか。


「一週間分頼む、クエストの拘束期間にもよるのであとはその後に更新したいのだが大丈夫か?」


「あら?あんた冒険者なのかい?若いのに」


「えぇまぁ、まだ駆け出しですがね」


「そうかい、よしっ!飯は大盛りにしてあげるから頑張んな!!」


「ハ、ハァ……」


門番の時とは違って侮蔑ではなく心配といった顔が見え隠れしている、あの糞門番みたいな態度だったら即宿を替えてるがな。


多少馴れ馴れしいがサービスしてくれるようだしこのままでいいか。


俺は前金で支払いを済ませる。


入り口すぐのカウンター横に階段があり2階が寝泊まりする寝室、1階の奥が食堂のようだ。


昼過ぎだからだろう客も少なそうだ、果物しか食べてないし何か腹にいれるか。


とりあえず2階に上がり渡された鍵で指定された部屋へと向かう。


奥へと通路が続いている、俺は頼んで一番奥の部屋にしてもらった。


一番奥なら人もあまり通らないからな、スキルの関係上レベルを上げるだけなら家から出なくてもいいし。


とりあえず部屋に入ると鍵を閉めてベッドに倒れこむ。



なんだかんだ言って疲れた。


ここ2日間ろくなモン食べてなかったからな、ただ焼いただけの魔物の肉や乾パンだったし。


俺に料理の才能なんてなかった。


まぁ、する気もあまりないが。


自分で作ったものは大味すぎて空腹は満たせるが、今は料理というものに飢えてもいる。


名残惜しいがベッドから起き上がるとリュックを置く。


中身は少しの日用品のみだ、 素材は全部売っ払ったし。


金は2つの財布に分けていて1万Gをズボンのポケットに、残りは内ポケットにしまってある。


部屋を出ると鍵を掛ける。


窓と扉には魔法が掛かっているらしく簡単には破壊・解錠されないらしい。


まぁ取られて困るものもないしな。


命くらいか。


1階に降りると女将に声をかけて食事を用意してもらう。


今日は一角ウサギの照り焼きサンドらしい。


料理が出てくるのを待ってるが他に客は誰もいないな。


辺りを見回していると料理が運ばれてきた。


綺麗に盛り付けられたサンドイッチからは旨そうな香りが漂ってくる。


サイドに添えられたポテトを揚げたようなものも旨そうだ。


「大盛りにしといたよ、腹一杯食べな」


女将の言葉も終わらぬ内にサンドイッチにかぶり付く。



う、うまい……


素焼きだとどうしても出る一角ウサギ独特の臭みも全くなく、照り焼きの甘辛さとマッチしている。


サイドに添えられた芋のフライも塩が効いていて照り焼きとも合うな。



━━━━━━━━━━━━━━━━━



ふぅ、ごちそうさん。


いやぁ旨かったな、さすがプロか。


これで700Gだからな、俺は安いと感じるがどうなんだろ。


というか日本で食ってた肉よりこっちの魔物の肉の方が格段に旨いんだよな。


さてと、飯も食ったし気になってた店でも回るか。


女将に外出することを伝え扉を潜る。



さぁ買い物買い物っと。








お気に入り登録ジワジワ増えてます、ありがとうございます!


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叱咤激励ください……

なんでもしますから!!

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