表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/19

チャンス

お気に入り登録してくださった方感謝です、この小説の執筆燃料はお気に入り登録・叱咤激励コメント・評価という目先の人参となっておりまヒヒーン。

結局家に帰った俺に対してヴォルスがゴチャゴチャ何か言っていたが面倒だったので無視することにした。


無視した俺を見て更に何かわめき散らしていたが全て無視していたらなにも言ってこなくなった。


こちらとしては好都合だ。


あの日の夜、ゴーレムの気配が消えた。


おそらく敵の攻撃に耐えきれなくなり体が崩壊したのだろう。


また、傷付いていたであろうがゴーレムを倒せるだけの存在が森の奥に潜んでいることも分かった。


夜までに2回あの体を包み込む暖かさを感じている。


体から力が涌き出てくる感じがあるのでおそらくアレがレベルアップなのだろう。


仮称ではあるが、あの暖かさをレベルアップと呼ぶことにする。


記憶を調べてみたが、アルスに戦闘経験がない以上レベルは1だろう。


元のレベルが1だとすると2上がって現在は3か。


1日で3まで安全に上げることが出来たのだから御の字だろう。


その日はそのまま寝た。


次の日また村の外れまで行くと村から見えない位置でゴーレム作成を試す。


またあの体から何かが抜け出す感じがして昨日と同じ形の3mのゴーレムが現れる。


寝て起きると体の疲労感も消えており、再度ゴーレムを作れたことからやはりゴーレム作成には魔力を使用すると考える。


昨日より疲労感が少なく感じるのはレベルアップしたからだろうか。


ステータス的なものを見ることができればより詳しく判るのだがな、まぁ見方が分からない以上仕方ないか。


この分ならレベルアップを繰り返せばゴーレムを複数体出すことも可能かもしれない。


そんな気がするのだ。


そうなると戦術にも幅ができて有り難い。


今日のゴーレムへの命令は【サーチアンドデストロイ】だ。


見敵必殺は命令としては分かりやすい、ゴーレムに進ませる方向は森を抜けると山へと続く人のいない方面だ。


カウンター型より受けるダメージは減るだろうからより多く経験値を稼いでもらいたいものだ。


ゴーレムの出発を見送る。


そんなことを繰返す毎日を送っていると夕食後にヴォルスがケインに話しているのが聞こえてきた。


「……では頼んだぞ」


「はい、父さん」


どうやらヴォルスは明日出掛けるらしい、これはチャンスだな。


ゴーレムを送り出しレベルを上げはじめてから既に10日経過している。


レベルアップのスピードは落ちてきたが既にレベル14になっている。


盗み聞きを終え寝ることにする。



明日が楽しみだ。







ヒヒーン。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ