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街・買い物・発見

いつも皆さん感想・お気に入り登録・評価ありがとうございます。


物語も大きく動き始めます。

俺は買い物をするため街を歩いている。


今日は防具を買うつもりだ。


先に以前行った服屋へ顔を出しお勧めの武具屋を紹介してもらった。


ついでに服屋で同色のフード付きローブをもう1つ予約した。


現物がなかったので取り寄せらしい。


数日かかるようだが最初のローブはまだまだ現役なので大丈夫だろう。


お勧めの武具屋はこの店の隣らしい。


お隣のよしみとかではないよな?


違うよな?


隣に移動する、外観は普通の店だな。


大きな看板に【武具屋マグドガル】と書いてある。


とりあえず中に入るか。


「いらっしゃい」


奥の親父から声をかけられる。


中々恰幅のいい髭を生やしたオッサンだな。


他に客は見当たらない。


「今日はどういったご用件で?」


「防具を買いに来たんだが」


「それはそれは、自分でお使いになられるんですか?」


「あぁそうだ」


そのあともいくつか質問されこちらも希望を言う。


俺の希望はズバリ軽くて丈夫な鎧だ。


今までは敵の攻撃を受けたことがなかったが今後受けないという保証はないからな。


元々俺は戦士などといった敵と接近して倒す前衛職が務まるようなステータスではなく技量もない、なのでフルプレートのようなガチガチの鎧は必要ない。


ステータスでいえば長所は器用さと素早さなので、重い鎧はかえって逆に自分の長所を消してしまうのだ。


出来るだけ希望を言えば普段着のように軽くて防御力の高い鎧がいいが確実に値段は高いだろう。


あるかは知れないが当てはまるとしたら、ミスリルの帷子とかそんなのか?


絶対に高いな。


なので鎧でも急所を守る程度のプロテクターが欲しい、守る箇所を削れば軽量化も可能だろう。


で、武具屋のオッサンが持ってきたのがこれだ。


なんでも鎧ムカデという中型の魔物の殻を加工して作った防具らしく、肩から斜め掛けにし装備するらしい。


見た目は赤黒いムカデの脚を削ぎ落としたものって感じか、表面は光沢があり少々グロテスクな色使いだ。


厚さもそこまでなく、防御力に不安を感じたがこれでも鉄に勝るとも劣らない強度らしい。


装備してみたが見た目よりずいぶん軽い、これなら素早い動きに支障もでないだろう。


「気に入った、これはいくらだ?」


「15万Gになります」


「……高いな、もう少しどうにかならんのか?」


「こちらはこの付近には生息していない魔物を使った1点物でして、値引きは行ってないのですよ」


たしかにまだ見たことのない魔物だ。


表面に傷などもほとんど付いてないところをみるに毒で殺したとか何か特殊な方法で倒して作った物なのだろう。


値段の高さも仕方ないか、この前のレッドベアー狩りの金もあるし買っておこう。


購入を伝えるとオマケでナイフを無料で研いでくれた。


ナイフは血糊など使用後の処理はしていたが切れ味はやはり落ちるので本職に研いでもらうに限るな。


なんでもこのオッサン、元は鍛冶師を目指していたが辞めたあと武具屋になったらしい。


興味のある話でもなかったのだが、勝手にペラペラ話してるので耳に入ってくる。


早く終わらないかな。


「すいません……」


ん?振り返ると少年が一人いた。


「あぁ、いつものやつだね。この袋に入れてるからね」


少年に気付いたオッサンがカウンターの奥から商品を持ってくる。


「はい、ありがとうございます」


品物を受け取った少年はすぐに店を出ていった。


気になる……少年が付けてるアレってもしや……


「なぁオッサン、あの少年ってもしかして……」


「うちのお得意さんとこの使いだよ、ん?あぁ奴隷を見るのは初めてかい?」


いたのか奴隷!


あの少年の首輪を見たときにもしやと思ったのだ、これは使える!!


まてよ、ふむ、アルスの記憶を探ってみたら奴隷についての情報は全然ないな。


あぁ、小さな村なら奴隷がいない可能性もあるし、子供にはそんなこと詳しく教えないか。


今はそんなことより奴隷が俺でも持てるかどうかが問題だ。


「どっ奴隷って誰でも持てるものなのか!?」


「どうしたんだい兄ちゃんそんなに興奮して、あぁ金さえあれば奴隷は買えるよ」


そうか、そうなのか。


やはり使える、確実に使えるぞ。


いや落ち着け俺、落ち着くんだ。


「この街でも奴隷は売っているのか?」


「えぇっと奴隷を売ってる店は2〜3軒あるけど一番大きなのは裏通りのゲーマスの奴隷舘ってとこかな」


なるほど、偵察や料金把握のためにも一度行ってみるべきだな。


悪い考えが顔に出ていたのかオッサンには若干ひかれたが俺はニヤニヤしながら店を後にした。




奴隷を出しました、これは始めから考えていた展開です。


主人公の性格を考えると必ず使うでしょう。


以降の展開もプロットは大体出来ています。


皆さんに質問なのですがこの小説って最短で完結までもっていったほうがいいのでしょうか?


例えるなら最短で30話完結と多少物語に絡まない話(1話完結や数話完結の話)も入れての50話完結、どちらが皆さんとしては嬉しいですか?


読み手の考えを感想にでも書いてもらえると参考にさせていただきますのでご意見よろしくお願いします。




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