ひとしずくのなみだ
泣きたい…
そのことだけをわたしはおもってきました…
わたしはかんじょうがないにんげんです…
いつもつめたいこだねといわれてきました…
これでもわたしはにんげんです…
大好きなおかあさんがしんだときも、わたしは泣きませんでした…
でも、ロボットではありません…
泣きたい…
このゆめがかなえられたときには、どんなにうれしいだろう…
いつもねがっていました…
けれど、わたしにはかみさまやサンタクロースはいません…
泣きたいっ泣きたいっ泣きたいっ泣きたいっ泣きたいっ泣きたいっ…
でも、わたしは泣けました…
しぬときにひとしずくのなみだを…