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2ー22 閑話 書けないので打ち切りか

「タニシ回に入ったときはすごいノリノリで気持ち良く書いてたんやけどもね。なんか途中で進んでた道が急になくなったみたいになって」


「書けなくなったんですか?」


「うん」


「じゃあ、今回はここのパートだけでやります?」


「とりあえずタニシの結末までは書かないといかんよなぁ。

 こういう話ってノリが大事で、ノリがなくなってしまった途端にどうしていいかわからなくなる」


「よくあるパターンではタニシのパワーアップバージョンの敵が現れて戦闘に突入する感じですよね」

「そうそう。そういう想定だった。けどうまくそういう流れに書けなかった。奇しくもあと300字で10万字だったのに。まあ『女神さま』(仮題)だけでじゃないからいいんやけども」


「いや別に書かなくてもいいんじゃないですか?」

「いいん?」


「シレッと別展開してしまえばいいんですよ」


「読者を裏切る行為のような」


「これまでも裏切ってるでしょ?」

「うん。そうかぁ。俺が書き続けることが一番大事なのか」

「そうなんですよ。最初から読者増やす工夫はしてませんでしたやん」


「そうかぁ。じゃあ今回はコロニスと相談だけするかぁ」


「前にもあったじゃないですか。『女神さま』(仮題)の本編なしにわたしたちだけで喋ってたときが」


「そうやね。そうなると、今書く気がなくなってる理由とかそういうのをはっきりさせていきたいなと。今後こういうときはまた来るから」


「忙しかったんじゃないですか。スマホ新調しようとしたらネットもテレビも新しいのにするとか、市役所から書類が来て、市役所に書き方教えて貰いに行ったりとか」

「仕事せずに生活してるのになんかすることが急に増えると気持ち落ちるんよなぁ」


「書ける時間も当然減りますしね」

「そうかぁ。これが落ち着いたらこの小説もまたちゃんと復活できるよな」


「『コロニスシステム』は書けないときでも書けるシステムです。こんな状態になった、ということを正直に書いていけばいい話です」


「たんたんと書けることだけ書いていけばいいのか」

「そうです。まあ本当に第二部は終わったほうがいいのかもしれませんね」


「第三部の準備も平行してやってたけど。それもしんどかったのかも」

「じゃあ、第二部終わらせて、しばらく休載して第三部開始でいいんじゃないですか」


「そうやね。2週間くらい掲載休んで、そのあと第三部開始しよう。

 第二部は打ち切り最終回やって」


「こういう『書けなくなった』系のことを書く人もあんまりいないんじゃないですかね。このへん完結させられずに、『エタ』ってしまった人への何かの参考になるかもしれませんよ」

「ならんと思うよ。結局、書けなくなる理由は個人差と状況差がさまざまあるからね」


「書けなくなったらぐだくだでもいいと開き直って一旦結末やってしまおうという一例にはなるでしょう」

「なるほど。漫画、アニメ、特撮ヒーローものの打ち切り最終回のパターンを盛り込んで終わらせるわ」


「そうしましょう。第三部に入ったら本編内容には困らないんでしょ?」

「そうなんよね。すでに完成してるから。完成度はともかく。

 あとは、これまでなんとか2,500字書くようにしてきたけど、もう1,500でいいやと」

 主流では2,000から5,000文字と言われているが、一部で「1,500字あったらひとまで大丈夫」という説があって。

「ほら、この動画」

「なるほど。まあこないだの例のタニシ回が長すぎるってことで半分ずつにしましたもんね」

「だからここの文体なら1,500字でええんやろってことで。短い書き方のほうが俺の文体に合ってると思うし」

「そう、ですね」

「手抜きやないねん。適材適所やねん。1,500字が適切な内容なんやねん」

「問い詰めてませんよ」

「ちょっと精神が不安定で」

「でしょうね」

「そういえばエテアが急に精神不安定になる回もあったよな。あれも実は俺の気持ちが反映してたはずだし」

「小説は健康に書けるのがいいですね。しっかり休みましょう」

「じゃあ寝る」

 俺は布団に入って目を閉じた。


 背後のコロニスがどんな顔をしてるのかは知らない。



 

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