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選手登場!! 第一試合 レオン対ニーア クリスタ対ガウェイン

 事が大きくなってきたので、ギムレッドを招集してアーサーに、事の顛末を話すと、斗真の建築魔法でコロッセオを用意する事となり、そこで第一回八百万メニュー争奪戦が開催される事になった。 

 

 住人達のガス抜きの為に協力してくれと言われて、訳も分からず一言でいいですよと軽くいってしまった斗真。 

 

 ちなみにコロッセオの客席には空間のエスメラルダお手製の異空間結界が張られ、どんな衝撃も観客席まで届かないので安全である。 

 

 屋台などもでて、巨大スクリーンが投影され、コロッセオに入れない外の人も立ち見が出来る環境である。 

 

 解説にはギムレッドさんが選ばれ、司会にはアルフレッド商会の娘ティナが参戦! 

 

 「さぁ!野郎ども準備は出来ているか!?私は出来ている!誰が一番八百万を愛しているか!誰の推している料理が一番美味いのか!?今までの料理達が写真解説つきで乗っている、幻の八百万メニューを手に入れるのは一体誰なんだ!!司会進行はアルフレッド商会の食品担当のティナ事私が色々説明しちゃうぞ☆、解説はこの方!誰もが知っている5大英雄の一人!公平を司る商会長!ライブラのギムレッドさんだおらぁん!?よろしくおねがいします」 

 

 「ティナさんのテンションが最後まで持つかが気になる、ギムレッドです。よろしくお願いします」 

 

 「そんじゃあ!選手紹介だおらぁ!!まずはこいつ!新進気鋭の黄金の異名を持つ男!S級案件の地龍すらも軽く狩って持ち帰る!国さえ認めればS級にすぐ手が届く男!黄金のレオンの登場だああああああああ!」 

 

 「なんかすげぇ事になってきたな!血が滾るぜ」 

 

 「続いてはこいつ!巨大な体を生かし仲間を守り攻撃も並みじゃない!その気になれば地形操作もなんのその!慈愛の巨人、タイタンのレックスううううう!!」 

 

 「まさかこんな事になるなんてなぁ、でも手加減しないぞ!」 

 

 「続いて誰が呼んだのか!?え?その場にいたって?暴虐の異名を持つ5大英雄の一人、食いしん坊のギルドマスター!ドラゴノイドのニーアの参戦だぁ!八百万に住み込みんでる癖に大人げないぞ~!!!」 

 

 「誰が大人げないって!?悪口言うと斗真に出禁にしてもらうからなぁ!!」 

 

 「お次はこの人!誰が呼んだか戦場の深紅の衝撃!!返り血に染まる殴りプリースト!!聖女クリスタここに推参!!」 

 

 「うふふ、最近出番がなかった気がして、忘れられないで嬉しいわ」 

 

 「さぁ次は太陽の子!!夜になるとまったく使えないくそ雑魚ナメクジだが、太陽が昇っている間はあのアーサーさえも超える攻撃力と防御力を持つと言われている男!他国も認めるSS級の男!ガウェイン卿のお通りだぁああああああ!」 

 

 「おい!誰が夜はくそ雑魚ナメクジなんだよ!?言い過ぎだろ!!あってるけど・・・・」  

 

 「お次は最近ウェールズの街までクランの縄張りを伸ばして来た!ムチムチプリンな大女傑!国内三大ギルドラウンズに続き、こちらも大ギルドの長!リナリア・フォン・グラナダの登場だ!!」 

 

 「ちょっと!?ムチムチプリンってやめてよね!?恥ずかしいんだから!!」 

 

 セクシーな上に可愛い反応のリナリア嬢の登場の瞬間、今まで以上の歓声が沸き起こる。 

 

 同じ女性なのに反応の違いに殺気を込める、ニーアとクリスタ。 

 

 「誰が呼んだか、我が大国の大半の森を治めるフォレストクィーン!八百万の天丼が大好物な森のお姫様!近接、遠距離どちらもいけるオールラウンダー!精霊姫エーテル・フォン・ユグルドラシア!!堂々の参戦だぁ!」 

 

 「だって天丼は最高に美味しいもの!?それよりこれに勝てば斗真様とお近づきになれるって本当でしょうね!」 

 

 「今回の異色キャラ!ラーメンを愛し!ラーメンに愛された女!自らを輝いているといって後を引かない幻術に守られているアンノウン!ミス・ラーメンクィーンの登場だ!」 

 

 「やだぁ!わたくし今日が一番輝いているかも!!自分が眩しくってしかたないわ!!そして斗真様を迎えに行くのは美しいこのわたくしオーッホッホッホ!わたしくですわ!!!ああっ輝いてる!わたくし今輝いてますわ!?」 

 

 「異色と言えばこの人!錬金術に薬、医者の大家ファウスト家!その跡を継ぐもの!メフィストフェレス・フォン・ファウスト!王都の貴族の大家がわざわざ参戦!なにが起こるんだ!!」 

 

 「何・・・斗真君の料理に興味があってね・・・・・まずは娘が世話になった事を感謝してファウスト家からも食材を八百万に提供しよう。その方が喜ぶと言われたのでね」 

 

 「ここで獣人族から参戦!数多くの獣人の中でもスピードや瞬発力、力もある猫族から!美猫で有名の!トラブルスター!災害だって遊び場にゃん!海すら走って渡る超人SSSグレイトフル・デッドのミニャがこっそりの参戦だああああ!!」 

 

 「うにゃん!こっそりって言ったにゃん!バレバレにゃん!!でも斗真は連れて帰りたいにゃん!」 

 

 「守護神見参!数ある災害や強力な魔物から国を守り続ける英雄の中の王!英雄王ここに見参!!ドラゴンの血脈でもなく純粋な人種でありながらも、姓にドラゴンの名をつける事を世界的に許された男!他国にあまり赴かない事からSSである事を甘んじて受け入れる、その実力はSSSをも超えるといわれている!!我らが領主!アーサー・フォン・ドラゴン!我を刮目せよ!!」 

 

 「刮目せんでいい!!なんだこの恥ずかしい登場の司会は!?」 

 

 「さぁ出揃いました!一部の人が八意斗真氏を賞品としていただけると勘違いしておりますが、八百万のメニュー争奪戦でございます!ちなみに他の実力者、一撃のフィガロ氏と海神ルーカス氏には審判を、最強と言われている従者部隊のクラウス氏は斗真さんの護衛の為に断られ、幻と言われているガンダルフ氏は「儂が参加するなら、参加者全員一斉に儂にかかってきてもいいぞ」と言われた為、勝負にならないと言う事でご遠慮いただきました!えーちなみにスペシャルゲストのTさんとRさんと言う方がゲストとして終わりごろに登場するとの事です。なんのことだかさっぱりわかりませんねぇ」 

 

 なんだかすごい大会が始まるみたいです。 

 

 乞うご期待!!

 

  くじ引きで対戦相手を決定して、対戦相手は以下の通りとなった。 

 

 一回戦 レオン対ニーア クリスタ対ガウェイン レックス対エーテル ラーメンクィーン対リナリア アーサー対メフィストフェレス ミニャあまりにつき一回戦突破。 

 

 「さぁ対戦相手も決まり、さっそく一回戦第一試合レオン対ニーアが始まります。黄金と言われているレオン選手ですが、5大英雄のニーアさんを前にどういった戦法で挑むのでしょうか?ニーアさんの事を良く知っているギムレッドさん、ニーアさんはどう相手を受け止めると思いますか?」 

 

 「ニーアは単純ですからね、相手の攻撃を受けたあと強烈な一撃を放って終わらせようとしますよ」 

 

 「おっと解説のギムレッドさんからニーア選手の一撃宣言が出た!どういった試合運びになるか非常に楽しみな一戦です」 

 

 レオンとニーアが闘技場に上り、試合開始の合図が審判より発せられると。 

 

 「俺が何故黄金と言われてるか見せてやる。はああああああああああああああああ!!」 

 

 「大気が揺れる!レオン選手気合の雄たけびと共に、黄金のオーラがレオン選手を包んでいきます!!」 

 

 「はぁあああ!?源神天仙波動!」 

 

 「黄金の選手へと変身しました!レオン選手をバチバチと青い稲妻が体を駆け巡る黄金のオーラを纏った戦士へと変身!剣を構えるとニーア選手に飛び掛かった!!」 

 

 「黄金律の剣!地龍すらも軽く切り裂く剣、受けてみやがれえええええ!!」 

 

 「ニーア選手片手を剣に向けて、手で受け止める気だぁ!」 

 

 「馬鹿が!5大英雄でもそれは悪手だぜ!」 

 

 ガインと言った鈍い音が響くと、半分に割れた黄金比の剣をニーアは見せびらかす。 

 

 「なんとニーア選手黄金比の剣を割って見せた。そしてそのまま剣を握り潰したああああ!粉々だあああああ」 

 

 「まず一つ地龍は龍族ではない・・・・そして二つあの剣は確かにあたし達龍族を切れる剣だ。三つ純粋に剣技が足らない。源神術で身体強化したのは悪くない。だが源神波動はこう使うんだ!ハアアアアアアアアアアアアアアアア!!」 

 

 「ニーア選手を雷が包み込む!レオン選手と同じ技とは思えない程の濃度が違います!!」 

 

 「源神天仙波動 純粋なる一撃」 

 

 爆発音と共にニーアは一瞬その場から消え、地面にいたはずのレオンが空高く空中にはね上げられ、地面へと激突してダウン。 

 

 「レオン選手ダウン!強烈な一撃を前に意識も刈り取られた模様!一回戦勝者!ニーア!!」 

 

 「たまに体動かすのも悪くないなぁ!」 

 

 「一回戦目から中々に熱い試合でしたが、いかがですか?ギムレッドさん?」 

 

 「レオン選手いいですね。勢いも度胸もあって、彼はきっとSやSSランクに到達しますよ」 

 

 「流石SSSの打倒は出来ませんでしたが、堂々とした戦いぶりでした!続きまして、2試合目!鮮血の聖女クリスタ対太陽の子、ガウェイン選手の入場です」 

 

 大きな歓声と共にバトルドレスを身に纏ったクリスタが登場!一方ガウェインは対モンスター戦の装備ではなく、対人を意識した軽鎧を装備して登場した。 

 

 「クリスタ選手!美しいバトルドレスに身を包み、手には聖マルタの手甲が見えます!世界最高の防御力を誇る龍のうろこすら砕くと言われている手甲、ガウェイン選手は受けきれるのか!そしてガウェイン選手、完全に対人使用の装備、そして愛剣ガラティーン、打ち勝つのは聖マルタの拳か太陽の剣ガラティーンか!?試合開始です!」 

 

 「千手千眼 サハスラプジャの拳!」 

 

 「おっとクリスタ選手の先手だぁ!手の数がどんどん増えていく!受け止めれるのか!?拳の雨を!!」 

 

 迫りくる拳の雨の前にガウェインはむしろ胸を突き出し受ける姿勢を見せる。 

 

 「拳の雨がガウェイン選手を襲うが、ガウェイン選手ノーガードだあああああああ!!一歩も引きさがる事無く拳を受け止めている!!」 

 

 相手に殴られ続けても微動だにしないガウェインはそのままゆっくりとガラティーンを上段に構え、クリスタ目掛けて剣を振りぬく。 

 

 「太陽の一撃!ライジング・ザ・サン!!!」 

 

 炎を纏い瞬間熱量は全てを蒸発させられる熱量の一撃をクリスタは受け止める。 

 

 「ガウェイン必殺の一撃をクリスタ選手受け止めたああああああ!正面から受け止めた熱量左右に逃がしたのか!闘技場の土台がドロドロに溶けているのにクリスタ選手の後方は一切のダメージがない!!」 

 

 「流石聖女クリスタ!こんな機会は滅多にないからな!とことんいかせてもらうぜえええええ!サン・オブザ・ロック!!」 

 

 「ガウェイン選手!!5人に見える程の高速でガラティーンの一撃を四方八方から剣戟の雨あられだあああああ!!受けるクリスタ選手時々接触と同時に爆破が起きているが防ぎきれているのだろうか」 

 

 乗りに乗っているガウェインの勢いは衰える所か激しくなっていき、5人が6人、6人が7人へとスピードが上がっていき、その都度起こる爆発の威力も上がっていきクリスタを追い詰める。 

 

 「どうする!?クリスタ選手!後がない!このまま敗北してしまうのか!」 

 

 追い詰めたはずのクリスタ、ガウェインは確実に捉えていたはずなのに、観客の目からはクリスタが瞬間移動でもしたかの様に見えた。 

 

 7人に見えるガウェインを優雅にまるで散策を楽しむかの様な軽いステップですり抜け、ガウェインの後方をとると、クリスタ必殺の一撃がガウェインを襲う! 

 

 「貴方にぴったりの一撃を上げる。サン・ジョルジュの一撃!!ドラゴニックアンタレス!!」 

 

 龍をも殺すサソリの一撃!龍殺しのゲオルギオスの一撃がガウェインを空高く飛ばし、ガウェインは頭から地面に激突して敗北。 

 

 クリスタは奇しくもニーアと同じ攻撃をもってガウェインの意識を刈り取った。 

 

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