表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/44

川縁を歩く夢を見た


 「長い坂を上り、海を見ている」

 そう歌う声が聞こえていた

 曇り空の下

 けれど何の不安もなく

 ただ歩いていた

 近くを大きな川が流れている

 灰色の建物が並ぶ道を歩きながら

 心は凪いでいた


 最後に海を見たのは

 いつだっただろう

 もう何年経つか

 友人の結婚式の帰り

 電車から見たのだったか

 それとも更に前

 好きだった人に会いに行き

 会えずに眺めた海だろうか


 大きな川の川べりを歩いたのも

 いつだったか思い出せない

 もちろん夢だから

 知らない町の

 知らない川

 あの川がどこかにあるのか

 行ったことがあるのか

 わかりはしない


 ただ

 久しぶりに心が凪いでいた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ