④学校に向かいます
「光莉様、ただいまお迎えにあがりました」
ルイさんが私にペコリとお辞儀をしたので、私もお辞儀を返した。
ルイさんは私のカバンを持って、こちらを振り向く。
「では、行きましょう」
「はい、そうですね……」
学校に行くみたい。
道がわからないのでルイさんについて行ってみると、外に出ると、外には馬車が!
「これ、馬車ですか………?」
「そうですが、どうかしましたか?いつも乗ってますよね?」
ルイさんが不思議そうな顔をして首を傾げてきた。
そうだった!私は今、お嬢様の光莉なんだった…!
「いいえ、なんでもありません」
私はニコッとルイさんに笑って、それから馬車に乗る。
ルイさんも馬車に乗ると、馬車の扉を閉じた。
「学校まで向かってくれ」
「承知致しました」
馬車が動き出した。
そういえば今の説明をすると、私は朝起きて制服らしきものに着替えて、朝食をとった。
そしたらルイさんが来て、今の状況という感じ。
ちなみにゲイルさんは、体調をくずしちゃっておやすみ中。
代わりにこの馬車を操縦している、ネオンさんが執事になってくれるらしい。
ネオンさんは金髪の女性。でも黒いスーツがすごく似合っていて、かっこいい執事さんなんだ。
「ルイ様、光莉様、つきました」
「ありがとう。光莉様、降りましょう」
私はルイさんに支えてもらいながら馬車を降りた。
どこから出て来たのか、ルイさんの執事さんのシシドさんもルイさんの隣に立っていた。
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