①交通事故にあったのに、お嬢様!?
今回はご覧いただきありがとうございます。作者です。【このお話はフィクションです】
私・光莉はある日、学校に行くために通学路を歩いていた。
横断歩道を歩いている時。
キキキーーーーーッ!
急ブレーキの音。
慌てて横を振り返ると、こっちに突っ込んでくる車!
避けようとしても、もう避けられる場所もない。
キキキーーーーーッ!
何も出来なくて突っ立っていた私を、車はひくのだった。
「ん………?」
眩しさで目が覚め、ゆっくりと起き上がると、カーテンから眩しい日光の光が差し込んでいた。
あれ?なんで私、体………
体を見てみると、手や足がくっきりと見える。
体のどこも悪くない。
それにこの部屋、お姫様の部屋みたいにすっごく豪華で素敵!
「なんで………!」
私が驚いていると、この豪華な部屋のドアがガチャリと開き、執事みたいな黒いタキシード姿の男の人が出てきた。
「光莉お嬢様、おはようございます。ご飯の時間でございます」
光莉、お嬢様!?なんで私がお嬢様なの?
私がポカンとしていると、執事のような人が不思議そうに私を見つめてきた。
「光莉お嬢様?どうかなされましたか?」
すると、またドアが開き、今度はどこかの国の王子のような服を着ているすごくイケメンでカッコイイ人が出てきた。
「光莉様。どうかなされましたか?」
その人が私のところまで歩いてくると、しゃがんで手を差し伸べてきた。
私は静かに手が引き寄せられていくように手をそっと重ねた。
そしたら、その人が私の手をギュッと握り、引っ張ってきた!
「わわっ!」
「いくぞ、ゲイル」
「ルイ様。かしこまりました」
すると、ルイ(?)って言う人がゲイル(?)って言う人に声をかけて、一緒にどこかへ向かう。
あるドアの前にくると、ルイさんが足を止めて、ドアを開けた。
すると、そのドアの先に広がっていた光景は。
わあ、すごい……!
そこには豪華なお料理の数々が!
私はルイさんが連れて行ってくれた席に座ると、静かに手を合わせてご飯を食べ始める。
まずは苦手な野菜から食べて、次はお肉。最後にデザートを食べてっと。
「ごちそうさまでした」
私は食べ終わると立ち上がる。
ルイさんはもう食べ終わっているようで、またこちらに歩いてきた。
「行きましょう、光莉様」
ルイさんが歩き出したので、私もその後ろをついていく。
そして何かの部屋に着いた。ドアからすると、最初に私が寝ていた部屋かな?
「ゲイル。光莉様の友達を呼んでおけ」
「かしこまりました」
ゲイルさんはスマホを取り出し、いくつかタップするとしまった。
「光莉様。わたくしはわたくしの城に戻りますので友達を待っておくといいでしょう。ゲイル、門番をしておいてくれ。では、また今度」
ルイさんが一礼したので私もルイさんに向かって一礼すると、ルイさんは歩いていく。
なので私も最初に寝ていた部屋に戻ったけど………
これは、どういうことなのおおおおっ!?
今回はご覧いただきありがとうございました。作者です。星(評価)をつけて頂けると幸いです。ブックマークもよろしくお願いします。