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6話「お妃様の陰謀 51」

「どうやって作るの、どうやって作るの」

 興奮したミケラがキラキラ光る目を目一杯開いてモモエルを見上げる。

「ミケラ様、作り方お教えします」

「ほんと!やった!」

 喜び跳ねるミケラ。

「わたしも、わたしも」 

 サクラーノもモモエルを見上げていた。

「はいはい、ミケラ様と一緒に教えますよ」

「わーい、やった」

「やったね、サクラーノ」

 サクラーノに抱きつくミケラ。

「あたしにも教えて」

 チャトーミもキラキラする目でモモエルを見上げていた。

「いいですよ、みんなで作りましょう」

 モモエルは鞄から紙を出してミケラ達に手渡す。

 何故かミケラ達以外も手を出していた。

 クスッと嬉しそうに笑うモモエル。

「あら、トランスロットも?」

 こういうことにはあまり興味を示さないトランスロットまで手を出していたので、少し驚くいたが。

「まっいいじゃねえか、こう言うのはみんなでやった方が楽しいんだからよ。なっ、トランスロット」

 そう言うチャトーラも手を出していた。

「そうですね、みんなで作れば楽しいですよね」

「そうじゃな」

 いつの間にかマオも加わって来ている。

「ではがみんなで作りましょう」

「お~~~っ」

 畳んであったお膳も出して皆で紙の風船作りを始める。





「みんなで作ると、数が出来るのう」

 結局、モモエルの鞄の中にあった紙を全て折ってしまったのだ。

「そうですね、数が揃うとなかなか精悍です」

 紙の風船は30個近く出来ていた。

「でものう、全部同じ大きさと言うのもつまらんのう」

 同じ大きさの紙で作られているので、作り手によって形は違っていたが大きさはほぼ同じなのは仕方ないことだった。

「それに全部白というのもね」

 ロレッタの言葉にマオもモモエルも頷く。

「絵の具があれば色を付けることも出来ますが、流石に絵の具までは持ち歩いてません」

 モモエルは体力が無いのであまり沢山の荷物を持って歩けないのだ。

 紙は束になると意外と重いので、30枚も持ってきたのはモモエルとしては頑張った方なのだ。

「どうしたものかのう」

 良いアイディアが思い浮かばず、皆黙ってしまう。

「そうだ、宿に何かあるかもしれねえぜ。帳簿付けるのに書くものだって必要だしよ」

「そうね、わたし、女将さんに聞いてくるわ」

 ロレッタが女将さんのところに向かうことになった。

「あっ、ついでに紙も貰ってきて下さい」

 ロレッタの背中にモモエルが声をかける。

「はーい、わかった」





「書くものですか・・・宿で使っているのは墨とすずりくらいで・・・あっ、そうそう朱墨も有りました」

 と言うことで取り敢えず、墨と朱墨を貰って戻る。

 ついでに紙も40枚程貰う。

「墨と朱墨ですか、ないよりましですが・・・」

 赤と黒、それに紙の白地、先ほどよりはましだが色を付けるとなるともっと色が欲しい所だった。


後書きの時間である


我が名は南兎 なろうにほのぼのファンタジーを書きし者 やがてほのぼのファンタジー界を統べる者


なんのアニメにハマっているかまるわかりですがw

高橋李依、めぐみんやらアイママやら今季も幅広くご活躍のようで良かったです。

推しの子のあいママの演技はまじ鳥肌立ちましたよ。


ただ、イチオシの声優は東山奈央なんですが、年々仕事減っているのが。

夏の働く魔王様まで我慢ですかね


ではまた来週(^_^)/~


                     (Copyright2023-© 入沙界南兎(いさかなんと))

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