表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
193/592

6話「お妃様の陰謀 45」

「めちゃくちゃ疲れるよこれ。二人でこんなに疲れるのに、三人になれるチャトーミは凄いな」

 ゼエゼエ息をしながら黒妙はチャトーミを褒め称える。

 白妙と黒妙のタレントは姉妹揃って軽業だった。

 白妙は高く跳んだり跳ねたりするのが得意で、黒妙は軽業らしい細かい動きを得意としていた。

「でも黒妙も凄いよ、初めてでそれだけ出来たんだもん。練習すれば直ぐに出来るようになるよ」

「そ、そうかな」

 黒妙はちょっと照れる。

 日頃、姉やお妃様に怒られてばかりいるので褒められ馴れていないのだ。

「来た、来た、来た」

 タマンサが突然叫ぶ。

「アイディアが湧いてきた、誰か書くモノを持ってきて」

「はい、これで良いですか?」

 白妙が懐の中から手帳サイズに切った紙の束と小さな筆記具を出す。

「ありがとう」

 タマンサはそれを受け取るとモウレツな勢いで紙に書き始めた。




「わたしも何かしたいな」

 黒妙達を見ながらミケラは思う。

 とは言え、影移動以外はドンクサイ方なのでチャトーミのようなことは出来ない。

「ミケラ、予と組まないか?」

 マオが声をかけてきた。

「マオちゃんと組むの?」

「そうじゃ、予もパワーアップしてこんな事が出来るようになったのじゃ」

 マオはミケラに耳打ちする。

「へぇ~、そんなこと出来るんだ」

 ミケラが嬉しそうに笑う。

「ちょっと、やってみるか?」

「うん」

 マオとミケラは廊下に出た。

「ここで試してみるのじゃ」

 マオは力を使う、そしてミケラも・・・

「出来た!」

「出来たのじゃ!」

 二人は手を取り合ってきゃっきゃっ、きゃっきゃっと跳ね回る。



「お母さん、お母さん」

 早速タマンサに報告に行く。

「見て見て、こんな事出来るんだよ」

 先ほど、廊下で試したことを披露して見せた。

 タマンサは手にした筆記具を落とす。

「凄い、凄い。流石わたしの娘だわ」

 目を輝かせて二人に駆け寄ると、ミケラとマオを抱きしめる。

「あははは、お母さん苦しいよ」

「予はお主の娘ではないぞ」

 と言いつつ嬉しそうに笑う二人。

「それじゃ、二人の衣装も作らないとね」

 タマンサが紙に書いていたのは皆が着るステージ衣装のデザインだった。

「お母さん、わたしは?わたしも着たい」

 サクラーノがねだる。

「大丈夫よ、サクラーノの衣装もちゃんと作るから」

 そお言いながらサクラーノの頭を撫でる。

 タマンサの中では既にサクラーノの出演は決定事項だったようだ。

「えへへへ」

 頭を撫でられて嬉しそうに笑うサクラーノ。



後書きです


最近、アマプラのスタートレック ピカードにはまってます。

今はシーズン3ですね。

毎回、ピカードは大事件に巻き込まれますが今回もとんでもない事件に巻き込まれていますね。

ピカードを見ていると新宇宙大作戦を見たくなりますが、うろ覚えですがシーズンがやたらあった気がします。

はまったらミケラ書くのに影響出そうなので手が出せないです。



また来週(^_^)/~


                      (Copyright2023-© 入沙界南兎(いさかなんと))

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ