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6話「お妃様の陰謀 36」


 中から出てきたのは建材のようなモノと工具。

「工具と建材・・・おいまさかここに造るのか?」

 クッロウエルの疑問にモモエルは大きく頷いて、

「はい、ここに工房を造ります」

 と宣言した。




「皆さん、この図面を見て組み立てて下さいね」

 モモエルは地面に大きな図面を広げた。

「番号が建材に書いてあるので、その番号を確認しながら組み立てて下さい」

 クッロウエルは図面を一瞥すると、

「おいよ、この1番と2番をそこに並べてくれ」

 と指図を始める。

「もう少し間をあけてな、そうそう・・・次、3番と4番を持ってきてそのくぼみに填めてな」

 建材には穴と突起があり、穴の形に合う突起を差し込むことで組み立てられるようになっていた。

 三目ちゃんが運んできたのは、組み立て式工房の一式セットだった。

 今までは馬車で運んで運んでいたのだが、三目ちゃんで運ぶことによって一気に運搬力が増えたで実験もかねてここに呼び寄せたのだ。

 最初は戸惑い、クッロウエルの指示で動いていた一同も、次第にコツを掴むと指示される前に動けるようになっていく。

「この穴に合うのはこいつだな、それはそっちの穴だろ」

「あっそうか、じゃあこれはここに入れて・・・」

 特にチャトーラとトランスロットの働きは大きかった。

 二人とも嬉しそうに動き回る。

「予はああいうちまちましたことは性に合わん」

「わたしも」

 マオと黒妙はもっぱら建材を運ぶ方に回っていた。

「白妙ありがとう」

 支えて貰ってトランスロットが白妙にお礼を言う。

「いえいえ、わたしも組み立てるのは苦手なのでお手伝いするだけです」

 白妙は組み立てる時の建材を支える側に回っていた。

 モモエルはマオや黒妙の運んできた建材を、組み立てる順番に並べる指示を出す役に徹する。

 非力なので組み立てる側に回っても邪魔になるだけなのが判っていたからだ。

 クッロウエル、チャトーラ、トランスロットが手際よく各パーツを組み合わせていき、そのパーツを又組み合わせることで次第に形になっていく。

「おしっ出来たな」

 チャトーラが満足そうに頷いた。

 薄い板と角材を組み合わせて外側に布製の屋根という、テントより少しましという小屋であったが、完成したのだ。

「すみません、今度は工具を中に運んで下さい」

 小屋の中には作業台と工具やモノを置くための棚も作られていた。

 工具類も小屋の中に納めると、

「モモエル、お前ここで何するつもりだ?」

「うふふふ、後で教えますよ」

 モモエルは謎めいた笑いをした。

「皆さんありがとうございました、休憩にしましょう」

 言うなりモモエルが宿の戻り始めたので、みなもそれに続くことになった。

後書きのコーナー


やらかしてしまいました。

いつもはポメラできちんと投稿分を分けるんですが、やるのをすっかりと忘れていたので今回は感で分けて投稿してます。

読みにくいかもしれませんが、ごめんなさい。

後、間違えて別の話にミケラの話を投稿したりして、ダメダメですわ。

これも ダンジョン オブザ エンドレスで心がボッキリと折れて他のゲームに猿のように嵌っていたせいかも。

来週はきちんとやります


ではまた来週(^_^)/~


                       (Copyright2023-© 入沙界南兎(いさかなんと))

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