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オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
70/144

勝負決定!

気ままに投稿しています。

夜書くと、飲んでるので誤字脱字ひどくてすみません。

後でちょこっと訂正したりしています。


誤字脱字、てにをは、ご容赦ください。

       ※


 僕達はバスケの練習の時のように、

握った拳と拳をくっつけて、やる気を高めた。


 僕達は貴族の館に招き入れてくれたお返しに、

夕食をご馳走するとリーインリーズ伯爵に提案した。


「面白いことを言う」

 リーインリーズは楽しそうに目を細め、あっさりと許可を出してくれた。

 これには彼女以外の貴族達は、眉間に皺を寄せた。


「毒を盛る気じゃ?」

「いや、食料持ち逃げするんじゃないか?」


 失礼な!

 とは思うものの、周囲の貴族からジロジロと眺められて、

僕は和木の背中の後ろに隠れてる。


 中でも白い服を着た、たぶん調理人達からは、

ひときわ避難めいた意見が上がった。


「こんな何処の馬の骨ともわからない下賤の者に、

調理場と大切な食料を分け与えるのですか?」

「ああ、そうだ」


 リーインリーズはキッパリと言った。

「おまえ達の料理も悪くはないが、飽きてきていたところだ。

ちょっと趣向の変わったものを食べたくなった。

それから私が招いた客人を下賤と言うなら、

おまえは今すぐここを去れ」

「そんなっ……」

 リーインリーズ、さすが館の主人だけあって、当たり前のように

自己主張する。


 けれど調理場の人間も、食い下がった。

「では、もしこの者ーー、お客様の食事がお館様のお口に合わなかった場合を考えて、我々にも調理の機会をいただけませんか? 是非、勝負したい」


 リーインリーズはしばらく考えたのち、

「それも面白そうだ」と手を打った。


 かくして、こんな異世界で料理対決になっちゃったよ。


 まぁ僕と和木は、バスケでインターハイを目指している最中も、

なんか料理の特訓してたような日々だったから、

変な自信が生まれていた。


「よし、勝負だ」

 久しぶりの試合?だった。


『これを入れておけば馴染み深いカレーが作れる』というスパイスは、クミン・コリアンダー・オールスパイス・ターメリック・チリペッパー・カルダモンの6種類。


 和木も僕も、相談せずとも作りたいものが一致していた。


 インターハイのための合宿最終日、あの日に食べたカレーを

もう一度食べたい。


「夜になれば、樫木達も合流するだろうから、

うまいカレー作ろうぜ」

「うん!」

 今からよだれが出そうだった。

「オタクの青春は異世界転生」:2020年10月26日

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