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オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
68/144

大切なこと

気ままに投稿しています。

このようなエッセイ的な小説ですが、

お付き合い、反応とかくれると嬉しいです、

        ※


 死なないことより、えらいってことないんだよな。


 一回死んだ僕は、それをわかってる。


 死ぬってことは、その世界で築いてきたものを、

全てゼロクリアにすることだ。

 もう僕は、ルイさんやマキちゃんと会うことはない。


 僕は友達いなかったから、未練は人より少なかった。

 人よりも僕の部屋とか、課金して上げてきゲームとか、

アニメの続きとかが気になる寂しいやつだった。


 でもそんな僕でも、両親に会えなくなったことや、

和木や樫木がそばに居て、黒田の姉弟が居なくなったことは、理解している。


 ほんとの別れって、死がもたらすことなんだ。

 会おうと思っても、決して会えないってことなんだ。

 インハイ向かって一つの目標を目指していた、

チームの皆んなはもう揃わない。


 風呂上がり、僕は和木の腕を掴んだ。

「僕達、友達じゃないけどほんと一緒にいてくれて、嬉しい」

「あ?」

 突然おかしいよね?

 多分これ、物語なら、僕に今死亡フラグでも立ってそうだから、

これ以上感傷は引きずらないけど、一人じゃないことに感謝したかった。


「楽しみだね、夕食」

 笑顔を向ける。

「ああ。ーーそれについて、ちょっと作戦あるんだけど、

おまえ、のる?」


 このまま貴族様の力だけ見せつけられるのって、

癪に触るって和木は言った。


「俺らの世界の、調味料や食材の調理方法を見せつけてやらないか?

調理班として!」

「うん!」

 面白そう!

 僕は、ぱあっと顔を輝かせた。


「オタクの青春は異世界転生」:2020年10月25日

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