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オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
66/144

風呂のアシスト!

気ままに投稿しています。



        ※


 現代人だから、風呂の大切さってそれなりに知ってるんだ。

 皮下の血流の改善、疲労回復、老廃物の排出。

 医学的にも色々あるけど、リラックス効果って半端ないんだよ。


 温泉って、僕の親のまきちゃんが、奥さん連れてよく行ってた。

 和歌山って温泉の聖地だからね、どこ行っても温泉があったんだ。

『一緒に行かん?』

 親父の誘いを、僕は断り続けた。


 今考えれば、行けばよかったって思う。

 でも温泉なんて、年寄りが行くとこだって思ってたんだ。


 引きこもって本ばかり読んで、実験やゲームばかりしてる僕には、

とてもありがたい誘いだったんだ。

 身近にありすぎて、気づかなかったよ。


 でも、この世界にきて水の有難みを川で知って、

お湯の風呂、更に贅沢な状態だったことってこと、今噛み締めてるよ。


「樫木も連れてきたよかった。あの伯爵女神、そんな悪意の人じゃないよね」

「心配するな。ハチが樫木を呼びに行ってる」

 すごい、ハチ。

 だんだん、忠犬ハチ公に育ってるじゃないか。

 こっちに着いた時、保存食の食料と水を、和木はハチに与えていた。

 そして指令を出してたんだな。


 なんか、スウシェフの地位もそのうちにハチに奪われたりして……。


 そうして楽しみにして、温泉宿にでも来た気持ちで

僕達は風呂に行った僕らは、驚愕した。


 なんで脱衣場に裸同然の女の人がいるのーー!?

 僕の家がAVに塗れてなかったら、その場で鼻血吹いてたよ。


「なんなの? 痴女!?」

 僕が脱衣場を前に後退したのを横目に、和木は「ああ。こんな感じね」と冷静だ。


 大丈夫か和木!?

 女苦手なんだよな?

 この世界の女性は積極的だ!!


「背中流す奴隷とかみたいだから、気にするな」

 僕の心配をよそに、和木は堂々と風呂へ向かった。

 完璧な八等身に立派なイチモツ下げてると、裸で歩く姿も堂々としたもんだ。


 僕は布切れをタオル代わりにして、その後に続いた。


「オタクの青春は異世界転生」:2020年10月24日

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