表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
56/144

神様の一族

気ままに投稿してます。

お付き合いよろしくお願いします。


森くんは、「敗れた夢の先は三角関係から始めます」

和木くんは、上と「自己肯定感を得るために呪術を勉強し始めました」に登場してます。

        米


 僕たちはちゃんと生きていた。

 日本じゃない世界、たぶん異世界に転生して。

 黒田コウと姉のアイちゃんが頑張ってくれているなんて、

知る由もなかったけど、僕も和木も樫木も、みんな元気だ。


 リオナという異世界の住人に色々なことを聞いた。

 この世界にはどうやら神様が居て、神様の事を貴族っていう。

 それから神様は一族をつくっていて、それぞれ特徴的な王国を築いているんだそうだ。


 リオナ達人間の村人には、必ず巫女や巫(かんなめ:男の神に仕える人)が、

1人や2人いて、神の声を聴くのが仕事だそうだ。

 そしてその能力が無くなると、リオナの村では、

巫女の四肢をバラバラにして、神々に献上するのだと言った。


「じゃあ、本当に食べられるわけじゃないんだね?」

「うん」

「人間同士、食べあったりしないんだね?」

「そんな怖いことしないよ」

 僕の早合点であってくれて、嬉しかった。


 食べるのは神様なんだな、と思う。

「でもさ、巫女やかんなめと言っても、

力が無くならない人なんているの? いずれみんなリオナみたいに

供物にされちゃうのか?」

 樫木が聞くと、

「神様の一族に交われる人もいるから」

 リオナは答えた。


「それってすごいじゃん!」

 強そう!

 僕たちは子供みたいに目を輝かす。

「元々から貴族でなくても、神様の仲間に入れてもらえる人もいるの。

でも、私は……、みそっかすだから無理っぽい」

「なんか条件ってあるの? クリア条件?」

 僕たちはゲームの中のように考えて、可能性を聞いてみる。


「あるけれど……。たいていの人は叶えられない」

「でも話して。そのクリア条件話してくれたら、僕たち神様の仲間入りできるってことだよね?」

 リオナは困ったように考えて言った。

「その条件って、死ななくなることだよ。できるかな?」

 死ななくなる?

 神様の仲間入り?


 あれ?? それってすでに死んじゃうってことなんじゃないの?

 僕たちは頭を悩ませた。


「オタクの青春は異世界転生」:2020年10月19日

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ