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オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
45/144

平たい顔の美女

気ままに投稿しています。

お付き合い、よろしくお願いします。


        ※


 わほーん!

 ハチのように、僕と樫木はニンマリした。

 村の手前で、やっと女子の姿を見た。

 和木はちょっと変態だから、反応しないけれど、可愛い女の子が二人、槍を構えて立っていた。


 褐色の髪の二人。

 うーん、この容姿だと異世界なのかどうか、判断に困る。

 いっそ人間に絶対ない色の、赤髪とか緑髪とか出現してくれたら、わかりやすいんだけどなぁ。


 あとさ、平い顔の人々。

 可愛いんだけど、外国の堀の深さがなくって、

○○○あやとか、古いとこじゃ○○あゆみ、みたいに、

平たいんだけど、可愛いんだよ。

 今じゃ、橋本〇〇が超絶一番なんだけど、

顔平くても、美少女っているよなぁ。(ハート)


「村に入ることは認めません」

 うんうん。

 僕ははっきり自己主張する女子は大好きだ。

 双子なのかな。

 槍を構える少女二人は良く似ていた。


 やっと異世界転生ぽくなってきたんですが。

(文明社会肯定派の僕は、全く望んでいませんが!)


 しかも、身につける衣装の露出度が高かった。

 日本じゃないよね、ここってやっぱり。

 槍なんて持つ女子高生もいないし、こんな水着みたいに露出度高い格好、

コスプレでもない限り、お巡りさんのお世話になってしまう。

 前にうる星○○の衣装のコスプレがセーフかどうかで、ニュースになってたもんな。

 きっとここは日本じゃない。

 僕は確信した。


 あれ? 

 でも言語理解してるよな。


「なんでもいいから村に入れてもらえないか? 旅をしていたが、迷ったんだ」

 ギルドいちのイケメンの和木が交渉して、少女たちは顔を見合わせた。

 やっぱり言葉はちゃんと通じていた。


「ここがどこなのか、どんな世界なのか情報が欲しいよな」

 樫木が耳打ちして、僕もうなづいた。

 ここで村に拒否されて、また川沿いを下る日々は、だるい。


 和木、愛想は悪いが笑っとけ。

 お前以外、橋下〇〇と釣り合うビジュアルなんてないんだから。

 頼むわ、ほんと。

 僕達は胸の前で手を合わせた。

「オタクの青春は異世界転生」:2020年10月12日


敵を作るかな……?


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