とりあえず
完全に息抜き投稿です。
お見苦しく感じる点、すみません。
偽りの神々シリーズに、異世界転生要素をーー。ではないですが、想像のまま書いています。
お付き合い、そして反応お待ちしています。
※
未だかつて、自分が運動部をなめていたことを猛省する。
だって僕、ずっと帰宅部だったし、運動なんてしたことがなかった。
僕は読書や科学、そしてアニメをこよなく愛したけど、運動はアニメの輝かしいキャラクターが展開する物語で、憧れでしかなかったんだ。
知力や創造力など、運動部の前には無力だった。
そこには、体の細胞が、死ぬかどうかの戦いが待っていた。
ーーいやぁ、日頃運動している人にとっては、これって普通!?、なのかもしれないよ。
けれど僕は一週間で病院に通うことになった。
運動部の活動なんて、初めての経験。
でも待って。
ほんと待って。
1日10週を朝練で走り込めと言われたミッションを遂行しようとしたら、土台無理で、つまり足元から崩れたんだって。関節と関節をつないでいる部分が軟弱なため、すり減って、ドクタースストップになってしまった。
あ。二週間医者通いってことね。
中学校時代、部活もせず、科学実験と引きこもり生活を堪能した自分の体は脆かった。
淡々と医者は言った。
「使い痛みってやつです。しばらく安静にしていれば治りますから」
16歳の僕の軟骨と軟骨をつないでいる奴らは貧弱で、これ以上足を動かせば、さらにすり減って痛み出すそうだ。
僕は部活を休む口実ができたと、喜ぶことはできなかった。
じゃあさ。
和木とか黒田の体って、どうなってるの!?
一周1260m、のカケル10とか、軽いってどういう身体!?
俺と同じ、身長は180から190センチの間のはずなのに、オタクとリア充じゃ違うってか。
中学時代、引きこもり肯定派の自分には、新たなる脅威、ーー新たなる宇宙人到来だった。
敵はモテる。
知らない間に女の子の心を鷲掴みにし、骨抜きにしていく。
キャーー。
ちょっと待て、なんのきゃぁ?
素敵!
何が? あいつらのビジュアルだけか!?
リトウの中でバスケ部員の同級生は、すでにモンスター化していた。
いっそ、モンハンで倒せたら爽快。
ゲームの中の僕はかなり強い。
だから彼らを狩っている想像を膨らませ、僕は笑う。
それが例え妄想でもさ。
取りあえず、明日学校へ行こうという気持ちになれた。
「オタクの青春は異世界転生」
そんなタイトルをつけながら、私はこ文化的現在や、日々の不条理な道道に満足しています。
ストレスで、時々は引きこもりたくなるけれど。
大切なのは、どれほど感性の合う人と出会えるかってことだと思います。
恋愛とかの一括りではなく。