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オタクの青春は異世界転生  作者: 一桃 亜季
135/144

警察官って一人何人守るもの?

気ままに投稿しています。

お付き合いよろしくお願いします。

        ※


 神楽坂は僕たちと一緒に戦うと言った。

 けれど倭の国の中で王に仕える兵は、たったの100人程度なのらしい。


 少なくないですか?

 この国の防衛大丈夫ですか?


 僕の心の声が聞こえたのか、神楽坂は「人口3万人の国だからな」と笑った。

 一人で300人守る計算なのかな。

 日本の人口って一億二千万人くらいだったから、警察官の数はうーん。

「和木君、日本の警察官の数知ってる?」

「26万人程度だ」

 さすが元893組長候補。

 警察のこと、マークしてるんだ。


「てことは、日本だと一人で460人程度守ってるんだ」

 妥当だった。


 人口が少ないって、そういうことなんだなぁと思う。

 日本も少子化加速してたけど、この世界の全人口いつか調べてみたいと思った。

 簡単に人とか殺しちゃってそうだし、貧しいから、まだまだ人口増えそうにないな。

 それとも寿命長いから、人口増えすぎると逆に困るのかも。


「何人くらい必要だ?」

 多ければ多いほど安心だけど。

 そう思う僕の横で、代わりに和木が答えた。

「兵は要らないんじゃないか?」

 なんで?

 また和木君、いつもストイックすぎるよ。


「作戦がある」

 あ、チームの司令塔復活だ。

「兵を貸してもらえるなら、奴の家の周辺を囲ってもらうだけでいい」

「つまり仕留め損ねたときに逃げられないようにってことだね」

 僕が確認すると和木はそれだけじゃないと笑った。


「反対もある。お前が怖くなって逃げ出した時に助けてもらえるだろ?」

 うんうん。

 ーーってちょっと、僕逃げ出すの前提にするのやめてくれる!? 


「ええアイディアやな。乗り込むんはわいらだけでいいけど、どっちに正義があるんかジャッジしてもらえるやんか」

 確かに戦いになって、また毒ガス撒き散らさないとも限らないし。


「今夜夜襲をかけよう」

 夜なら住民も家の中に入っているはずだ。

 僕たちはうなづいた。

「オタクの青春は異世界転生」:2020年12月2日

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