表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/99

奇談散歩【29】 猫塚公園


 猫塚公園(ねこづかこうえん) 福岡県若宮市山口

: 若宮ICから車で約10分ほど、県道30号線と92号線が交差する角。無料駐車場あり

: 猫塚は公園の中にあり、公園側のバス停 ( JR九州バス・猫塚公園前 ) も猫を象っており、園内にも招き猫像が設置され、地元の観光スポットとして親しまれている。


猫塚(ねこづか)

 … むかし、むかし、

 この地に西福寺という寺があり、寺では猫を飼っていて、和尚はその猫をたいそう可愛がっておりました。

 その後、いつの間にか寺に大鼠が棲みつき、大事な経典を食い荒らし寺を荒らすばかりか、和尚にも乱暴を働き、近隣の田畑も荒らして暴れるようになりました。

 弱った和尚は、長年飼っていた猫に「どうしたものか、お前なんとかならないか」と、相談しました。

 その後、猫の姿が寺から消え、和尚は心配しておりましたが、数日すると寺に戻ってきました。

 そして和尚が気付くと、本堂に多くの猫が集まっていました。

 その夜、本堂では大鼠と猫たちの戦いが始まり、恐ろしげな物音が一晩中続きました。

 夜が明け東の空が白み始めるころ、和尚が本堂の扉を開けると、そこには巨大な鼠が血まみれになって死んでおり、寺で飼っていた猫を始め多数の猫も事切れておりました。和尚は寺で飼っていた猫ともども猫たちを手厚く葬り、塚を建立して供養しました。


 猫塚に眠るネコたちは400年間「追い出しネコの伝説」として地元で語り継がれ、今では、必勝祈願の招き猫、悪いものを追い出し、良いものを招き寄せる「追い出し猫」として町おこしのキャラクターになり、今も親しまれています。


俗に「犬は三日の恩を三年忘れず、猫は三年の恩を三日で忘る」とか、

いうんですけども、忠猫の伝承も各地に伝わっており ( 主人の恨みを晴らす怪猫譚とかが多いんですが … ) このことわざは猫にとっては風評被害じゃないかなぁと、筆者は思っています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ