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奇談散歩【28】 窓誉寺・お菊地蔵

 窓誉寺そうようじ【 お菊地蔵 】

 :和歌山市吹上、国道42号線の小松原4丁目交差点から東へ「寺町通り」中ほど

 

 窓誉寺は龍門山と号し、開基は 元和5年(1619年 : 曹洞宗・御本尊は千手観世音菩薩 )

 徳川頼宣公が紀州入封の折、駿河国の窓泉寺二世、瓢外法察けんがいほうさつ大和尚を請せられ共に入国。前藩主浅野公の城内砂之丸の館を下賜され、本堂その他の伽藍を創設。もともとの寺名は窓養寺であったが、頼宣公より「誉」の字を拝領し「窓誉寺」となった。

 ー その由来は、

 瓢外法察大和尚が葬式供養の折、暗雲が立ち込め雷鳴が轟き嵐となった。一同が驚き怪しんでいると、空に火災車を引いた火車が現れ、棺を引っ張っていこうとする。その時、大和尚少しも慌てず、数珠を押し挟んで合掌、一喝するや嵐は静まり、魔物の姿は影も形も無かった。

 その逸話を頼宣公が聞きおよび「それは名誉なことである」と「誉」の字を下賜。以降寺名は「窓誉寺」となり、瓢外法察大和尚の数珠と袈裟は今も寺宝として窓誉寺に秘蔵されている。


 本堂は文化年間 当山十八世 祥山角麟しょうざんかくりん大和尚が坐禅堂を本堂にして再建したが、平成3年に新築された。その本堂の天井には、龍門山にちなんだ龍の絵が描かれている。



「皿屋敷伝説」のヒロイン「お菊さん」の皿が納められているという、和歌山市吹上にある窓誉寺、お寺に伝わる由来に因れば、


【 お菊地蔵 】

 番町青山邸屋敷で、非業の死を遂げたお菊の亡霊に祟られた青山主膳。

 祟りに恐れをなした主膳は、紀州に住む叔母・エイに発端となった家宝の皿を渡し、供養を願った。エイは、窓誉寺 第三世鶻州良天大和尚に供養を依頼。鶻州良天こうしゅうりょうてん大和尚が供養したところ祟りは収まり、この寺に供養地蔵を建立した。


ー とのこと、

以前ご紹介したように「番町皿屋敷」は創作ですから、青山主膳も実在の人物ではないのですが、全国津々浦々に「皿屋敷」由来の伝承は沢山残っており、「お皿」が供養されている社寺も何ケ所か有ります。それだけ怪談ヒロイン「お菊さん」の人気が高かったのでしょうね。

… しかし、この「窓誉寺そうようじ」、お菊地蔵よりも妖怪・火車を一喝して撃退した和尚さんのほうが気になる …… 寺生まれのTさんのご先祖か何かでしょうか?


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