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奇談散歩【27】 青山霊園(あおやまれいえん)


 青山霊園あおやまれいえん: 東京都港区南青山二丁目


 港区の北西に位置する都立霊園。ビル街の中、緑豊かな落ち着いた霊園で桜並木が有名。明治に会津藩・桐生氏が開いた現在の附属立山墓地(青山霊園立山地区)が興りとされ、後年、隣接して青山霊園への造成へとつながっていった。

 1872年(明治5年)美濃郡上藩(現在の岐阜県郡上市)の藩主・青山家の下屋敷跡に開設、当初は神葬祭墓地であったが、1874年(明治7年)9月1日、市民のための公共墓地となり、1889年(明治22年)東京府から東京市に移管された。1926年(大正15年)斎場の建物のすべてが東京市に寄附され、日本初の公営墓地となり、現在は東京都の所管。

 明治維新の功労者や文学者・科学者・芸術家・政治家等の著名人墓所が数多くあり、維新の三傑である大久保利通、細井和喜蔵の『女工哀史』の印税で建てられた「解放運動無名戦士墓」、忠犬ハチ公の墓があることで有名。



 さて、タクシーの怪談で有名というか、今では古典なのが、

 この「青山霊園で …」という怪談で、


 青山霊園側で若い女性がタクシーを止めた。

 タクシーに乗り込むと女性は行き先を告げたが、

 後は口数少なく、(うつむ)いたまま。

 目的地に着いたものの、

 女性は屋敷に入って出てこない。

 待ちかねた運転手が屋敷を訪ねて、料金を払ってほしい、

 と、告げると、

 屋敷には誰も訪れていないという。

 運転手が、そんなはずは無い、

 年のころは…

 このような姿かたちの娘さんで……

 と、伝えると、

 家人は顔色を変えて、

 それは、この間亡くなったうちの娘に違いない、と

 料金を支払った。

 運転手が後部座席を確かめてみると、

 女性が座った跡はしっとり濡れていた。


 と、いうものでー

 元都知事の石原慎太郎氏も実話として、

 昭和三十三年、友人が運転手から聞いた「人形町から乗った娘の話」を語ったと『日本の幽霊 ( 池田弥三郎 著 )』に記されています。




全国津々浦々で語られる「タクシーに乗る幽霊」

乗り物に乗って帰ってくる亡霊、あるいは訪れる人外の何か …

源流は前回の『諸国百物語』「熊本主理が下女きくが亡魂事」とか

以前ご紹介した「三宝寺池の主」辺りにあるんじゃないかなと考えたりします。

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