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奇談散歩【22】 姫路城内、上山里(かみのやまさと) お菊井戸

 姫路城内、上山里かみのやまさと お菊井戸

 姫路駅より徒歩17分 開園時間:9:00~17:00 ( 入城は16:00まで )


 姫路城本丸下「上山里」と呼ばれる広場に「お菊井戸」はあり、この井戸は『播州皿屋敷ばんしゅうさらやしき』のお菊が殺されて投げ込まれたと伝わる井戸で、もとは釣瓶取つるべとり井戸と呼ばれていました。



 『播州皿屋敷 あらすじ』

 永正元年(1504年)姫路城の城主小寺豊職が亡くなり、嫡子の則職が跡を継ぐやいなや、家老の青山鉄山は御家乗っ取りを企て、主君の暗殺を計画。これを察知した忠臣・衣笠元信は、自身の妾のお菊を腰元として鉄山の許に奉公させて計略を探らせました。

 お菊の働きによって、元信は花見の席で主君を毒殺しようとしている青山一派の計画を知り、花見の席から則職を救出するも、青山鉄山と結託して姫路城を攻めた浦上氏によって城主小寺則職は城を追われることになりました。

 暗殺の不首尾を疑った鉄山は、町坪ちょうのつぼ弾四朗に内偵を命じ、弾四朗は密偵がお菊であると突きとめます。そして以前より、お菊に懸想していた弾四朗は、これ幸いとお菊に言い寄るものの、お菊は頑として首を縦にふらず、その態度に腹を立てた弾四朗は、小寺家家宝「こもがえの具足皿」十枚のうち一枚を隠してお菊に濡れ衣をきせ、松の木に縛りつけて折檻し、ついにはお菊を責め殺して遺体を古井戸に打ち捨てました。やがて屋敷の井戸から夜毎(よごと)に「一枚 … 二枚……」と皿を数えるお菊の声が聞こえ、怪異が続いたために、この地は皿屋敷と呼ばれるようになったといいます。

 その後、衣笠元信と小寺家家臣によって、鉄山一派は討ち取られ、小寺則職は無事、姫路城に帰城することができました。町坪弾四郎は自分が隠し持った家宝の皿を手土産に帰順を請いましたが捕らえられ、お菊の二人の妹に討たれたと伝わっています。


 城主小寺則職は、忠節を尽くしたお菊の死を哀れに思い、十二所神社内に「お菊大明神」を建立したと伝わっています。


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