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奇談散歩 【10】 十三塚

 

 十三塚じゅうさんづかは日本全国に分布する、民間信仰による土木構造物。消滅したものも含めて300箇所以上の所在が知られている。その多くは、「中世期の合戦で戦死した大将と十二人の武将を祀った供養塚として造られた」あるいは「埋蔵金の隠し場所として造られた」などの伝承を伴う。

 典型的な例は、親塚1基と子塚12基からなり、すべてが直径10メートル以下であることが多く、村境や峠道に多くみられる。地方により十三坊塚、十三本塚、十三人塚、十三壇、十三森などと名付けられていることもある。( 13基でないものもあり )

 十三の数の解釈については、※十三仏説 ( 貝原益軒 )、聖天と十二壇 ( 柳田國男 ) など諸説有り。


※死後、初七日から三十三回忌までの忌日を司るとされる仏の総称、三十三回忌にいたる十三回の供養仏事に十三の仏菩薩を配当したもの。十三の諸尊がその回向の主尊として死者の追善のみでなく、死後法事を生前にあらかじめ行う逆修供養、広く信仰された。



 日本神話・伝説総覧を読み返していて「十三塚」が気になって調べていたら、Wikipediaにこのような記述がですね …


 12匹の猫と1匹の大ネズミの墓とする昔話がある。

 昔、その地にあった寺に夜な夜な正体不明の化け物が出るようになり、住職を恐れさせた。ある日、12匹の猫を連れた旅人が寺に宿泊を求める。住職は化け物が出る事を話したが、近所に他の家もなく、旅人は猫たちと共に寺に宿を取った。その夜、現われた化け物に12匹の猫が立ち向かい、一晩死闘が続く。夜明けとともに静かになり、住職と旅人が様子を見ると、大犬ほどもあるネズミ1匹と12匹の猫の死体があった。住職は12匹の猫の塚を造って手厚く供養し、それに大ネズミの塚を加えて十三塚と呼ぶようになった。




 由来は諸説あるんですが、「忠義者の猫の塚」というのは良いなぁ …

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