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奇談散歩【2】 猫地蔵堂
新宿区・自性院
時は文明9年 (1477) 江古田原・沼袋の戦いで敗走していた太田道灌は疲れ切ってさ迷っていた。日は暮れ、このままでは野たれ死んでしまうという時、一匹の黒猫が現れ、道灌を自性院へと導いた。ここで疲れを癒すことができた道灌はその後の戦いに勝利し、無事江戸を開くことができたという。道灌はこの猫に深く感謝し、猫の死後に地蔵像を作って奉納したと言われている。
現在でも自性院にはその猫地蔵を祀った「猫地蔵堂」があり、多くの崇敬を集めている。
また、新宿住友ビル前の広場にも彫刻・造園家「流 政之」氏の手による「江戸の恩猫・玉ちゃん」の像があり区民に親しまれている。




