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ARCADIA ver.openβ≪Playing by Elz≫  作者: Wiz Craft
〆 第二章 『星々の輝き』
31/242

 S7 魔法店『LUNA LEE<ルナ・リー>』

 食事を満喫した四人は再び繁華街にてショッピングを。

 どれもこれも魅力的で目を引く店ばかりであったが、その中でもとりわけ一同を虜にした店があった。


 魔法店『LUNA LEE<ルナ・リー>』である。


 先のDIFOREとはまた異なるアンティークな雰囲気を漂わせるその内観に、一同はただ見惚れていた。雑多に並べられた魔法の杖に、魔法力を高める法衣やアクセサリの数々。

 そこには明らかに異世界の文化が存在した。


 パーソナルブックを開きながら店内をうろつく一同。


「ちょっとしたカルチャーショックだな」


 冗談なのか本気なのか、そんな呟きを漏らしたエルツに「何だよそれ」とスウィフトが含んだ笑いを零す。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


 購入品-買値(検出品種:26)


▼武器


□×1 ファイアロッド 150 ELK

□×1 ファイアロッドII 1500 ELK

□×1 ウォーターロッド 150 ELK

□×1 ウォーターロッドII 1500 ELK

□×1 ストーンロッド 150 ELK

□×1 ストーンロッドII 1500 ELK

□×1 エアロッド 150 ELK

□×1 エアロッドII 1500 ELK

□×1 サンダーロッド 150 ELK

□×1 サンダーロッドII 1500 ELK



▼防具


□×1 ウーピィの綿帽子 88 ELK

□×1 ウーピィの綿服 132 ELK

□×1 ウーピィの綿ズボン 122 ELK

□×1 ウーピイの綿靴 98 ELK

□×1 コカトリスハット 256 ELK

□×1 コカトリスベスト 356 ELK

□×1 コカトリススロップス 324 ELK

□×1 コカトリスシューズ 278 ELK

□×1 バゼラードの羽帽子 712 ELK

□×1 バゼラードの羽服 898 ELK

□×1 バゼラードの羽当て 818 ELK

□×1 バゼラードの羽靴 733 ELK

□×1 赤硝石の指輪 498 ELK

□×1 鳳凰石の指輪 1123 ELK

□×1 青硝石の首飾り 512 ELK

□×1 蒼瑪瑙の首飾り 887 ELK



 ●購入する

 ●設定クリア


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


「魔法ショップなんて始めてだ」


 そう呟きながらエルツはリストの中からファイアロッドをクリックする。


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〆カード名

ファイアロッド

〆分類

武器-杖


〆説明

炎の力を秘めた杖。内在する魔法力を炎として具現化する事が出来る。


〆装備効果

物理攻撃力+1


〆使用可能スキル

Fireファイヤー Ballボール


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


 カード詳細にて見慣れない記述に目を魅かれるエルツ。


「使用可能スキル。Fire Ball[ファイア・ボール]」


 恐らくは、この装備をする事でその魔法が使えるようになるのだろう。この世界での魔法を具現化する方法とはこの杖という媒介を通してきっと発現されるものなのだ。


「一つ買ってみるか」


 エルツはそう呟くとリストの中からファイアロッドを選択した。

 150ELKというそう安くないお金を叩き、そして購入する。


「買ったの?」

「うん、試しにね。とりあえず魔法ってものがどんなものだか知りたいから」


 エルツの言葉にスウィフトも購入を悩み始める。

 その隣にはさらに悩めるリンスの姿があった。


「リンスどうしたの。いつになく悩んでるね」

「うん」


 そういうリンスの視線の先には真白な柔らかな綿で出来た装備がショーウィンドウに飾られていた。それはウーピイと呼ばれるこの大陸に生息する真白な綿毛をつけた兔の装備だった。愛らしいそのデザインは、女子には人気がある。リンスもその愛らしさに目を奪われた一人だった。


「確かに、これは可愛いかも」


 スウィフトの言葉にリンスの迷いはさらに深まる。


「どうしたの?」


 そこへ買うモノを済ませたエルツが何の気なしにやってきた。リンスが悩む先にある装備に気づき視線を投げるエルツ。


「いいね、コレ。買っちゃいなよ」

「お前軽いな」とスウィフト。

「え、何で?」


 欲しいモノは手に入れる。そんなエルツに迷いは無用だった。結局、リンスは「もうちょっと様子を見てから」、そう言ってその場での購入には到らなかった。

 初見で買うほど、大胆ではない。欲しいモノだからこそ、悩んで色々な推考を重ねて手に入れたい。そんな慎重な女心をエルツは不思議そうに眺めていた。


 それから、一同は充分に店内を堪能すると、魔法店『LUNA LEE』を後にした。

 不思議な世界に触れて、それだけで一同の心は満たされていた。


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