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ARCADIA ver.openβ≪Playing by Elz≫  作者: Wiz Craft
〆 第四章 『アンディファインド』
128/242

 S20 最終準備

 雷刻 22。昨日のオークションでの売り上げ金額は60000ELK、そしてまた昨日出品した分の今日の売り上げは56000ELKと、次第に下降傾向は見せているものの、その収入は非常に大きなものだった。

 昨日は早朝から一昨日前に購入した千二百枚のコカトリスの羽毛から羽織物をただただ生産し続けるだけの日となってしまった。というのも、三分の生産時間といえどもその生産回数が四百回ともなると、その生産時間は単純に計算しただけで二十時間にも及ぶ。人間の集中力の限界に挑戦するつもりは毛頭無いが、エルツが行ってきた作業はそれに近いものがあった。

 今朝の9:00頃、一昨日の夜から始まった千二百枚の全ての生産を終えたエルツは、十万を突破した所持金を持ってまたさらに六百枚のコカトリスの羽毛を購入するのだった。少し、大目に購入したが、エルツの計算上ではこれで目標としている一つの到達点への準備が整った事になる。

 羽織物四百枚の生産を経て、エルツの製縫S.Lvは7.00へと上がっていた。始めの六十六回の生産にS.Lvは既に7へと上がり、それから残り三百三十四回の生産においては、羽織物のHQ品が三十一枚発生していた。だが、エルツにはHQを喜ぶ時間も早々に切り上げ、この日からまた次の行程へと手を進めていた。


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●生産情報 オススメ★

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【PLAYER INFORMATION】

 PLAYER Elz

 製縫 S.Lv7


 ▼お手軽生産レシピ

 【製糸】ウーピィの綿糸 <<< ウーピィの綿毛 ★S.Lv0

 【裁縫】ウーピィの綿織物 <<< ウーピィの綿糸×3 ★S.Lv1

 【裁縫】ウーピィの綿帽子 <<< ウーピィの綿織物×2+ウーピィの綿糸 ★S.Lv2

 【裁縫】ウーピィの綿靴 <<< ウーピィの綿織物×2+ウーピィの綿糸+青銅の止め具 ★S.Lv3

 【裁縫】ウーピィの綿ズボン <<< ウーピィの綿織物×3+ウーピィの綿糸×2 ★S.Lv4

 【裁縫】ウーピィの綿服 <<< ウーピィの綿織物×4+ウーピィの綿糸×2 ★S.Lv5

 【裁縫】コカトリスの羽織物 <<< コカトリスの羽毛×3 ★S.Lv6


 ▼オススメ生産レシピ

 【裁縫】コカトリスハット <<< コカトリスの羽織物×2+ウーピィの綿糸 ★S.Lv7

 【裁縫】コカトリスシューズ <<< コカトリスの羽織物×2+ウーピィの綿糸+赤銅の止め具 ★S.Lv8


 ▼上位生産レシピ

 【裁縫】コカトリススロップス <<< コカトリスの羽織物×3+ウーピィの綿糸×2 ★S.Lv9


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 この時点でエルツはS.Lv10までの全てのレシピが頭に浮んでいた。

 生産配置からして、おそらく製縫のS.Lv10の生産レシピはコカトリスベスト。その内容は羽織物が四と、ウーピィの綿糸がニの配分であろう事は充分に予測がついた。

 となると、ここからは上位レシピで繋いで行く事がS.Lv10への最短距離となる。


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 ●今後の生産プラン


 ▼S.Lv7 >>> S.Lv8


  生産品:コカトリススロップス

  生産レシピ:コカトリスの羽織物×3+ウーピィの綿糸×2

  生産回数期待値:50回(50×0.5<生産確率50%>×0.04<Skill上昇値>=1<S.Lv上昇>)

  必要素材:コカトリスの羽織物×150+ウーピィの綿糸×100

  総生産時間 7<分:生産時間>×50<生産回数>=350<分> →5:50



 ▼S.Lv8 >>> S.Lv9


  生産品:コカトリスベスト

  生産レシピ:コカトリスの羽織物×4+ウーピィの綿糸×2

  生産回数期待値:50回(50×0.5<生産確率50%>×0.04<Skill上昇値>=1<S.Lv上昇>)

  必要素材:コカトリスの羽織物×200+ウーピィの綿糸×100

  総生産時間 10<分:生産時間>×50<生産回数>=500<分> →8:20



 ▼S.Lv9 >>> S.Lv10


  生産品:コカトリスベスト

  生産レシピ:コカトリスの羽織物×4+ウーピィの綿糸×2

  生産回数期待値:67回(67×0.75<生産確率75%>×0.02<Skill上昇値>=1<S.Lv上昇>)

  必要素材:コカトリスの羽織物×268+ウーピィの綿糸×134

  総生産時間 10<分:生産時間>×67<生産回数>=670<分> →11:10



 ▼総計

  総生産必要素材:コカトリスの羽織物×618+ウーピィの綿糸×334

  総生産時間:1520(分) →25:20


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 頭の中で構築したプランに基づいて、最終工程までシミュレーションを行っていくエルツ。

 頭の中に浮ぶ道筋は既に一本に絞られている。そう、最終準備は整ったのだ。

 あとは時間が解決する問題だ。そうしてエルツは最後の仕上げに向けてラストスパートを掛けるのだった。


 ■第四章Q&A


 第四章においてご質問の多かった内容について取り急ぎ下記にまとめさせて頂きました。何分回答が遅れており申し訳ありません。少しずつではありますが、お答えさせて頂きたいと思っていますので何卒よろしくお願い致します。


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 ●Q:不眠不休狩りは可能でしょうか?


 結論から言えば可能です。ですが、それを実行するには相当の気力と体力が必要になります。ARCADIAの世界で感じる疲労は基本的に現実と変わりありません。Lvが上がる事により現状数値として現れない体力スタミナと呼ばれるパラメーターは少なからず上昇しては行きますが、スタミナが上昇したからといって、不眠不休で狩り続ければ自然作業効率も落ち、思う成果を上げる事も難しくなります。第四章のエルツのウーピィ狩りで言えば、狙う対象を狩るにあたって低労力に抑えられる事、また湧き待ちの時間はゆっくりと休める事、また長時間狩るにあたって集中力が持続する事、これらの条件が揃ってはじめて長時間に渡る狩りが可能となりました。ですが、それでもエルツは不眠不休では無くしっかりと睡眠を取って狩りを行う方法を選択しています。やはり、効率から言えばしっかりと睡眠を取った方が作業効率が良いと、そうエルツは判断したのかもしれません。


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 ●Q:狩場の占領は可能でしょうか?

 

 こちらについても結論としては可能です。現状ARCADIAには狩場の占領に関する確固たる規約は存在しません。なので、この問題については現状プレイヤー間の良識に委ねられています。

 当然、琥珀園のような貴重なスポットが発見されれば、冒険者は殺到しますよね。キャパシティの狭い狩場において先約が居れば、引く人も居れば、無言で割り込む冒険者も少なくないでしょう。こうした特にキャパシティの狭い狩場においての占有問題については、現在のARCADIAの課題の一つでもあります。


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 ●Q:琥珀園においてRM"Foopy"は出現するんでしょうか?

 

 まず、結論からお伝えしますと琥珀園においてはRM "Foopy"は出現致しません。RM "Foopy"の出現スポットについてですが、こちらについては現状スティアルーフ街外れの一部のエリアのみの出没となっております。

 RMの抽選ポップの定義については、どこの場所においても指定種のモンスターを倒せば一定確率でポップするというわけではなく、その出現範囲が予め設定されております。

 なので、琥珀園においてはFoopyの出現範囲からは外れていますので、ここではWoopyのみが通常ポップする形となります。


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