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契鬼伝説殺人事件  作者: 東堂柳
インターローグ
31/53

3

 ――万事うまく進んでいる――


 “契鬼”は、今のところほぼ全てが自分の考えた通りに動いていることに、満足していた。だが、一つだけ気懸かりな点がある。


 ――もしも、誰かがあれに気付いたとしたら――


 “契鬼”は頭を振った。


 ――気付いたところで、それが意味するものを理解できるはずはない。それにまだ、まだ全てが終わったわけではないのだ――


 ここまで来たら、“契鬼”は先へ進むしかない。終わったことを気にしても仕方がないのだ。

 そして“契鬼”は、次のターゲットに意識を集中させた。心中からほとばしり、燃え盛る殺意に身を固めながら。


 ――殺ろうと思えばいつでも殺れる。後は、いつやるかだ――


 黒い軽自動車の傍に立った“契鬼”は、次の段階へ向けて行動を開始することにした。

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