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女神降臨Ⅱ  作者: 塔子
13/69

【13】

――約30年前。






「ねぇ、エレナ。ちゃんと僕の話、聞いてる?」



そう言って、わたくしの横にやって来る幼馴染みのアルス。



「うん?…う~ん、聞いてるわよ~」



勿論、嘘。


聞いていない。わたくしは今、自室にて読書中。本を手に、目が追うのは活字の列。


この男女のやり取りを傍で見ていたのは、もう一人の幼馴染みのロイ。


呆れた様子で口を開く。



「エレナ。こういう時は“その話、お受けします”って言えよ」

「ん?…え~っと、その話って何の話?ロイ?」



やっと、ここで本から視線を外し、二人の男の顔を交互に見る。


二人同時に溜め息を付く。


先に行動したのはロイ。


アルスの肩をポンっと軽く叩き「あとは、任せた」と、部屋を出て行く。


わたくしは、ロイの背中を見送るだけで声は掛けなかった。


ドアが閉まると視線は横に居るアルスに向け“?”という表情を見せた。



「――エレナ、もう一度だけ言うよ。僕達は君に結婚を申し込みに来たんだ」

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