第壱章 新たなる道 後編
えー、皆さんこんにちは、霊影です。
今回は前回の反省を生かし出来るだけ早く作ることを優先的に…
…していたらこんな早く書けちゃいました…。
この早さは何なのか…そしてここまで早く出せなかった自分は何だったのか…
(苦笑)
…えーと、今回はギルドの現状態の在籍メンバーの紹介となるので…
まぁ、また後々にキャラ紹介は作ろうと思っていますが、多分キャラが増えることがあるので(実際その予定なので)見て頂けると幸いです。
どんなメンバーがいるのかと言うと…
いやいや、前書きで言うわけないじゃないですか!!(汗)
えー…ではでは、お待たせしました。本編をどうぞ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「…よし、じゃあ始めるか。」
龍がロビーの奥にある大きめの机に腰掛けながら言った。
「…ちょっと待て。さっきのは一体…」
「ん?あぁ、ちょっとした歓迎だ。あんまり気にしない方が良いぞ。」
「歓迎で後頭部強打すればイヤでも気になるんだが…。」
そんな修の文句は聞かず…
「じゃあ、まずは自己紹介からだ。修、お前からな。」
表情で不満を龍にぶつけながらも修は口を開いた。
「えーっと…俺は橘 修。確か19歳。んーっと…」
「…ん?終わりか?自分の強器くらい紹介したらどうだ?」
「あ、あぁ。俺の強器は…そうだな……大剣だ。これからよろしく。」
「…だそうだ。皆、仲良くしてやってくれ。」
龍が締めて修の自己紹介が終わった。
「そうだな…じゃあ次はメンバーの方にしてもらおうか。じゃあ梓、お前からな。」
「わ、私ですか…?
え、えっと…私は双葉 梓。歳は19。強器は盾よ。まぁ、よろしく。」
梓は無愛想に流した。
「それじゃ次、花音な。」
龍が先程修に飛び付いてきた女の子を指差した。
「あ、あたしの番?
あたしは双葉 花音だよ。あず姉の3つ下だから今、16歳。強器は鋼拳なの。よろしくね!」
「え……16…16でその身長は…」
修が言い掛けると瞬間的に乾いた音がロビー中に広がった。
「それ以上背の高さの事を言うなら…人生の再起不能でも味わせてあげようか…?」
「……悪かった……。」
「さーて、一人一人にドン引きしていたら身が持たないぞ。次は…猛、頼むぞー。」
「……ん?…もう回ってきおったか…。」
ソファーに座っていた巨体の初老の男性が立ち上がった。
(…これ、2m近く…いや、優に越えてるな…。)
「ワシは勇賀 猛、今年で…53か。早いもんじゃ。強器は斧じゃ。ここでは武器の管理をしとる。金は取るが、強化・修理は任せてもらって構わんぞ。ま、早く一人前になれ…。」
そう言いながら修の頭に置かれた手は…
(…デ、デカイ…。その上…固っ…。)
「おーし、それじゃ次、悠。」
龍は窓辺に腰かけていた若い男の人に言った。
「お、俺か。
俺はこのギルドの狙撃者兼ムードメーカー、真紅拏 悠だ!歳は24。強器は複合銃。あ…それと弾薬の管理も任されてるから、装甲と弾の相性とかだったら何でも聞いてくれよな!」
(…やけにハイテンションだな、この人…。)
「あー、悠はいつもこんな感じだから…無視していても良いぞ。」
「ちょっ…確かにいつもスルーされまくりですけど…最初からするように言わなくったって良いじゃないですか!?」
「あーはいはい。分かった分かった。志保、次頼む。」
「えーと、では改めて。
私は愁看 志保っていいます。歳は……うぅ…言わなきゃダメですか…?」
「うーん、抽象的にでも頼むわ。」
「じゃあ…えーと…20代前半って事で…。強器は鎌です。ここで医療専門で働いているので…あ、あまり戦闘は得意じゃないんですけど…一応戦医として現地に皆さんと一緒に行きますので…怪我しちゃった時はいつでも言ってくださいね。」
「ははは、いつもはこんな感じだけど、怒らせたりしないようにな。」
(…リーダー、あの時の…まだ堪えてるのか…。)
「それじゃ最後、瀬菜。」
龍が顔を向けたのはずっとパソコンの画面を見ていた女性だった。
「え…えっと…通河 瀬菜…です。今は27歳です…。強器は槍…です。情報処理や戦術、任務中の情報伝達を任されています。……これからよろしくお願いします…。」
「まぁ、瀬菜はいつもと仕事中は人が変わるから。そこも取り敢えず知っといてくれ。」
「っていうか、リーダーは自己紹介しないんですか?」
梓から鋭いツッコミが龍に飛んだ。
「おっと、そうだったな。一応しておくか。」
「一応じゃなくて絶対してください。…もしかして自分だけ面倒くさいからそのまま流そうとか…」
「あーはいはい。すれば良いんだろ。」
面倒くさそうに龍は腰を上げた。
「んじゃ、改めまして。
俺はギルド『クレイアース』の団長、灯堕 龍だ。歳は…確か31だったな。強器は塔台小銃だ。ま、ちょっと俺のは普通のとは違うけどな。取り敢えずここの事で何か要望があれば俺に相談しに来るといい。よろしくな。」
龍は一通り話した後で再び机に腰かけた。
「よし、紹介も済んだし…早速依頼が入ってるからブリーフィングを始めるぞー。」
そう言って龍は机に備え付けられていたボタンを押した。
その瞬間…
「うぉっ!?」
ロビー全体がエレベーターのように沈み始めた。
どうやら地下に行くらしい…。
「おっと、あんまり動かないほうがいいぞ。落ちると痛いからな~。」
「えっ…落ちっ…!?」
「うちのリーダー、何でもかんでも地下に作るのが好きだから…いったいそんな時間どこにあるんだか…。」
「だから言ってるだろ。いつも暇ってわけじゃないって。」
そんな龍と梓の会話は、修の耳に入っているわけが無かった…。
…continue to the next story(第弐章に続く)
えー、皆さんいかがでしたでしょうか。
取り敢えずはこの8人で進めていこうと思っています。
(あぁ…また会話シーンで苦労する…)
えっ…いや、何も言ってませんよ!?
あ、それと念の為に。
この物語はクオリティー追求の為、実際に使われている氏名があるかもしれません
ですが、あくまでもフィクションですので、一部を除き、全て架空仕様とさせて頂いています。
ご理解の程、よろしくお願いします。
さて…第弐章からは今まで通り不定期更新になるかもしれませんが…思い出した時に見てくださればそれでも僕は書き続けます!!
ご意見、ご感想、ご質問、どんな事でもいいのでドンドン送ってください!!
では、また第弐章でお会いしましょう!!