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ネコとバレンタイン

ネコとバレンタイン(バレンタイン(前編))

作者: ショコラ
掲載日:2026/02/14

〇通学路(朝)

未来「ハア…ハア…湊君に徹夜でチョコ作ったら

   寝坊しちゃった…」

 息を切らし通学路を走る未来。

 激しく揺れる鞄の少し空いた隙間からラッピングされた

 チョコが落ちる。


〇湊の家(放課後)

湊「ただいま」

 玄関の扉を開けて中に入る。

 靴を脱ぐと階段を上り自分の部屋へ。

 鞄を机の横に置きベッドに大の字になる。

湊「ふう…疲れた…」

 飼い猫のショコラがチョコを銜え部屋に入ってくる。

湊「ん?」

 起き上がりショコラに近づく。

湊「なんだこれ?」

ショコラ「にゃー」

 銜えてたチョコが床に落ちる。

 チョコを拾う。

 ラッピングされていて中に「岩井湊君へ」と

 メッセージカードのようなものが入っている。

湊「岩井湊君へって…俺じゃん!!」

  壁に貼ってあるカレンダーが目に入る。

湊「そういえば今日はバレンタインじゃん!!

  てことはこのチョコ俺に!?でも誰から?」

  ラッピングを見回すが何も書いてない。

湊「まあ、俺のらしいしありがたくもらっておくか!!

  そのうち誰からかわかるだろう」


〇湊の家の前(放課後)

未来「来ちゃった…」

 右手にはおしゃれな紙袋。

未来「朝チョコ落としちゃったから、帰ってすぐ 買って

   きたけど…」

 紙袋を見つめる。

未来「やっぱり手作り渡したかったな…」

 溜息をつく。

未来心の声(男の子の家なんて来るの始めてだよ…

      学校より緊張する…)

 心臓の音が大きくそして早くなる。

 インターフォンを押そうとする人差し指が震える。

 屋根の上で横になってるショコラと目が合う。

 顔が赤くなる。

 勢いでインターフォンを押してしまう。

 ピンポ~ン!!

未来「あ…わ…わ…む…むり~!!」

 その場から背を向け全力で走り去る。

ショコラ「?」

それから少しして。

 湊「はーい」

  玄関を開ける。

 湊「あれ!?」

  辺りを見回すが誰もいない。

 湊「なんだ…イタズラかよ」

  玄関を閉める。

 

 ネコとバレンタイン(ホワイトデー(後編))につづく

 



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