1話 -NOVA- プロローグ
どうも初めまして。
プリ小説からこっちに来た者です。
この話は私が元々「漫画にしたいな」という思いで考えたストーリーなのですが、私は絵が書けないので代わりに、このサイトで小説を書こうと思い著したものです。ブラッククローバーに影響を受けているので、「ちょっと似てんな」的なことを思いながら見ていただけると幸いでございます。
初心者ですので冬場のこたつのような暖かいめで見てください。
今から213年前、ノヴァ・ジョニー・ウォーカーという科学者がいたそうだ。科学者は当時から今でも祀られ、崇められている石、アーティファクトの未知数であるが、強大な力を独り占めしようとしていた。力を求めた科学者は、当時から発展していた機械に、人間の魂の力を具現化させる、と言う技術を発明した。そこで試作品である科学者の魂が入ったロボット、「ノヴァ」が誕生した。その翌日、恐れられていたAIの暴走、その後200年間にも及ぶ人類とAIの戦争が始まったのであった。暴走の原因が、AIの制御を一気に解除されたことによるものだと言う。そして200年たった今、歯止めを知らない機械たちの暴走、アーティファクトを狙うもの達から、民を守るもの達がいた。郷衛神団、全部で四部隊ある部隊に所属する彼らは科学者の開発した技術を駆使し、その魂の炎で目を燃やし、機械装備し戦っているのだった。
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「はあ...はあ...」
走る、訳も分からず
行き先も分からず
全く、尾崎じゃないんだから
そうおだけるのもつかの間、追手がまたやってきた
「おい!こっちにいるぞ!」
「畜生!なんだってんだ!」
なぜ俺は追いかけられてる!?何故なんだ!?
「追い詰めたぞ!極悪人め!」
「さあ来てもらおうかナイク・レックス」
なぜ俺の名前を?
それに極悪人?俺が?ふざけんじゃねぇ!
「人の事散々追いかけ回しといて悪人扱いかよ、酷いねぇ...クソッタレめ!」
もう1人、奥から別の人間が現れる。
「お前ら、こいつは殺すなよ、生け捕りだ」
「イエッサー、ボス」
「なんだお前ら?なんかの組織なのか?」
「話は後で存分に聞いてやる、いいから大人しくこい!」
「あっ!ちょっおい!やめろ!」
バァン!と銃声とも、レーザーの音とも聞こえると音がした。気がつけばあたりが血の海だった。
「う、うおおおお!」
もう一度あの曖昧な銃声が鳴る。
「ほんとに天使の刺客か?とんでもないぐらいに弱いぞこいつら」
そこにはオールバックにメガネ、スーツにごつい二丁拳銃を持ったスリムな男が立っていた。
「お怪我はないですか?」
「へ?」
「あと、服汚してしまって申し訳ありません、クリーニング代出しますので」
「いや、いやいや、ちょちょっと待ってくださいよ!」
「どうかしました?買い直せとゆうなら」
「そうじゃなくて!こいつらまさか...」
「ええ、死んだでしょうね」
おいおいマジかよ...今の警察ってこんなにも大胆なもんなのか...?
そんな疑問を抱えながら、正面の男に対して恐怖を覚えて震えが止まらない。
「...あなた、家ないでしょ?」
「え?...い、いやそうですけど」
「なぜわかったんですか?」
「今の時代どんな物件にも風呂やトイレは着いてます。それに洗濯機も」
「ですからほら、服がすごく汚れてる」
そうして俺のシャツの裾を鋭い目で見る。
「まあ、そんな話はどうでもいいです。私はこれで」
男は25ユーロを地面に置き去ろうとした。
「あの!」
「あんたは何者なんだ?」
気づいたら口走っていた。
それは完全なるフライングで、後先を考えずに踏み出してしまった。
「あなた学歴は?」
「え?中卒」
「じゃあ、どれだけ身体能力はどれくらい?」
「50m5.12で走れます」
「なるほど、見た感じ筋肉もあるしね...」
「着いてきてください、拠点に向かいますよ」
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ここから先は検討もつかない恐ろしいことばかりであろう。元々働いていた工場に初めて出勤した時もそうだった。
何が起こるか分からない恐怖と、
何が起こるか分からない興味。
それが入混ざってルーと米がぐちゃぐちゃになったカレーみたいに、俺の心の中は今何が何だか区別が付きにくい、混沌の状態にある。
この人について行って本当に大丈夫なのだろうか?
そんな不安を横目にし、興味と喜びが先に出発する。ここが俺の悪い癖だ。
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うわーお!バーバリアンの下僕が無惨な姿に!