表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★祝450万PV★召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。【完結】  作者: うどん五段
第二章 女王陛下からの依頼で、獣人の避難所を好き勝手してやります!!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/132

52 ナノがテイムしたベビースライムは、激レアモンスターでした。

お越し下さり有難う御座います。

本日三回目の更新です。

次の更新は昼12となっております。

応援よろしくお願いします!

こうしてスンナリと決まり俺もビックリしているが、キャンピングカーの効果って凄かったんだ。

確かにアレで走るのは気持ちがいいが。

その後ドーナ様も自室に帰りボルドさんから「良かったですね」と言われ俺も笑顔で返し、カナエと共に一旦拠点に帰る。

ドーナ様と話している時も村のレベルがどうのと出ていたので、もう纏めて見ることにした。

カナエも隣に座り見ることになったのだが――その時。



「せんせい」

「ん? どうしたナノ」

「おねがいがあるの」

「なんだ?」

「わたし、テイマーの素質あるんでしょ? どこかに連れてってくれるっていってたのにまだいけないから……」



そうだった!!

スッカリ忙しさにかまけて忘れてた!!



「そうだったな! よし、今から行こう!!」

「いいの?」

「お仕事も大事だが、子供との時間はもっと大事だ。だよな、カナエ」

「ええ、今から行きましょう!」

「ありがとう。おにいちゃんはゲンバカントクしてるからいけないから、せんせいにいってつれてってもらいなさいって」

「分かった、じゃあ今から行こうな」

「うん」



そう言ってナノを連れて俺とカナエと三人で【獣魔協会】に行く事になったのだが、何でも匂いがキツイからと門の外に厳重にあるらしい。

そう言えば西の門にあると聞いてやってきたが、門番に聞くと「そこだよ」と教えられ覗くと確かにあった。


ドアをノックして中に入ると、獣の煩い声が一気に響き渡る。

これは確かに凄いな。



「はいはーい、テイマーの方かな? この獣魔協会のギルドマスターでーす」

「そっちもギルドがあったんですね」

「滅多に人がこないんだけどね。テイマーってあんまり人気が無くて」

「なるほど」

「それで、どの子がテイマーなの?」

「この子です」

「ナノです。はじめまして」

「あら、小さいテイマーちゃんね。どんな魔物と相性がいいのかチェックをまずしましょうか。専用の部屋に案内するからついて来てね?」

「うん」

「ナノ、此処で待ってるからな」

「はーい、いってきまーす」

「「いってらっしゃーい」」



そう言ってナノはお姉さんと一緒に消えて行ったが、久々の癒しだな……こう、なんかこう、娘を持つパパの気分だ。

娘を持つとこうも癒されるんだろうか。いや、ナノが素直で可愛いからこそかもしれないが。

そして待つ事15分、ナノは別の部屋から出て来て、お姉さんは難しい顔をしながらこちらにやってきた。



「楽しかったか?」

「うん、凄く楽しかった」

「どんな子と仲良くなれそうなんだ?」

「えっとねー」

「この子は危険です」

「「え」」



思わぬ言葉に俺とカナエは声を上げた。



「普通、何かしらの特性や性格で魔物と人間や獣人は惹かれ合うんですが……この子の場合はスライムから始まってドラゴン系まで全てでした」

「全ての魔物、と言う事ですか?」

「ええ、こんな子初めてです。取り敢えず安全そうな魔物でしたら直ぐ紹介出来ますが」

「と言うと?」

「今日生まれたベビースライムが居るので、その子なら」

「あかちゃんスライム?」

「そう、まだとても小さい子なんだけど、いいかな?」

「どれ位数がいるんですか?」

「1000匹は」

「ん、ナノ、選ぶのは一匹にしなさい」

「はーい」



こうして俺達も恐る恐るその1000匹のベビースライムのいる部屋に向かった。

ドアを開けると大きなガラスがあって、その中にナノの掌くらいの小さいスライムが沢山いて、どれがいいのかサッパリ分からない。



「さ、この子たちの中で誰か特別な子がいたら呼んでみて?」

「とくべつ?」

「うん。気に入った子でもいいわ」

「ん――っと、私とお兄ちゃんを守ってくれて、せんせいのこともみんなのこともまもってくれる、やさしいこがいいな。あとナノはお仕事もしているの、おてつだいしてくれない?」



うん、ナノ可愛い。

そう思っていると、一匹のベビースライムがナノに向かって歩いてきた。

色は普通の青……よりは少し違うような? 個体差か?



「この子がいっしょにいきたいって」

「そう、じゃあその子に手を当てる気持ちで【テイム】って言ってみて」

「【テイム】」



そう言うと魔法陣が浮かび上がり、契約がされるとスライムは出してくれと飛び跳ね、お姉さんが取り出して上げるとナノの掌に乗って嬉しそうにしている気がする。



「あなたのおなまえ、きめないとね?」

「どんなのがいいかしら?」

「わたしがナノだから、この子はニノにする」



そう言うと俺の方に何か流れてきた。

【貴方の仲間が激レアモンスターをテイムしました。ボーナス10】

待て待て待て。

カナエを見ると同じ表情をしていて、思わずニノを見てしまう。

どうやら激レアモンスターらしい……。



「ナノ、ニノを鑑定してもいいか?」

「ニノ、いいよね? うん、いいって」

「じゃあニノ、鑑定させて貰うぞ」



そう言ってニノを鑑定すると――。


【ニノ:レジェンドモンスター・回復魔法10・結界魔法特大10・治療魔法10・分裂10・製薬10・消毒10・除菌10・器用さ10・素早さ10(ナノの事が好き・今で成体】



「「……おう」」



思わず俺とカナエの声が重なった。

生まれた瞬間からレジェンド。

既に成体でしたか。

もう少し詳しく鑑定してみると、500万匹の内に1匹生まれるか否かの激レアらしい。

さらにこの子がいるだけで周囲は悪い菌は除菌され、清潔さが保てるのだとか。

餌は何でもいいらしく、好き嫌いは無いらしい。

喋れるようになるには後一日掛かるそうだ。

まぁ、今日生まれたばかりだからね。仕方ないね。



「ニノの事、大事にしろよ。初めての子だからな」

「うん、だいじにそだてる」

「うん、困った時はニノ、手伝ってくれな?」



そう言うとプルルンと動いて「いいよって」と教えてくれるナノが可愛い。

こうして新しくニノという仲間が増えて拠点に帰ると、おやつ時間にテリーとテリアナは村から戻って来て、ニノは子供たちのアイドルだった。

ナノは「今日生まれたばかりのあかちゃんなの」と子供たちに説明していたので、皆優しく接している。

情操教育にも良いかも知れないな。



「さて、俺は仕事に戻ろう。皆もニノの可愛さにメロメロだろうが、仕事はシッカリな」

「「「はーい」」」

「三日後少し出かけてくるから、次の日の休みは皆で銭湯にいこう。その時は着替えとバスタオルとか忘れずに鞄に入れてくるんだぞ」

「「「わかりました!」」」

「そして休みの日はお待ちかねのケーキの日だ! その日まで頑張ろう!!」

「「「わーい!!」」」



こうして後の仕事の指示はシュウに任せ、俺とカナエ、テリーにテリアナはストレリチア村へと向かった。

今の所困った事は起きていないそうだが、生活が安定すると違うのだろう。

取り敢えずシリウスさんに連絡してからスキルチェックだ。

本当にやる事が多くて儘ならないが、もう少しでゆっくりできる筈だ。

テリーとテリアナを送るついでにシリウスさんに「避難所だった此処が女王陛下にストレリチア村と認められた」「農業ギルドにストレリチア村を登録してきた」と言えば喜ばれた。

【緑の手】を持つ三人が居るお陰か、作物の育ちがとても速いらしい。

そこで、「ノスタルミア王国の首都ミスアーナでストレリチア村の作物を売るか?」と聞くと、売りたいが金も場所もと言う事だったので、そこは俺が何とかしようと思う。

売り上げは村の農作物を担当する者達で給料として均等に分ける、それでいいのなら協力すると告げると、「無論それでいい」と言う事だったので、後で商業ギルドに行き、農作物を売るのに良い土地を教えて貰う事になった。

それでも、まだ収穫には一週間は掛かるだろうと言う事だったので、その間に終わらせることは終わらせていこうと思う。

こうして、俺はディア様が執務をしている近くの応接用のソファーにカナエと座りスキルチェックを始めたのだが……。

色々スキルチェックを御座なりにしていたので、正直どうなっているのか。

何時何が追加になったのかは忘れたが、間違いなく今日はアレがあった。


【貴方の仲間が激レアモンスターをテイムしました。ボーナス10】


さて、覚悟を決めてみるか。

スキルボードオープン!!


読んで下さり有難う御座います!

連載頑張れ! とか 続きを楽しみにしてます! 等ありましたら

★をポチッと押して下さるかイイネ等で応援よろしくお願いします!


誤字脱字報告とても助かっております!

とても多くてすみませんm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ