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★祝450万PV★召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。【完結】  作者: うどん五段
第二章 女王陛下からの依頼で、獣人の避難所を好き勝手してやります!!

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49 新しい仲間と、交代する仲間。レアスキル【緑の手】の二人はストレリチア村へ派遣する。

お越し下さり有難う御座います。

本日も一日三回更新です。

次の更新は昼12時となっております。

応援よろしくお願いします!

「まずはこんな所でしょうか。これから時間が出来次第様子を見に来ますので、覚悟してくださいね。男性陣は働いて貰っていて結構です。まずは女性陣と子供達から鑑定させて下さい」



そう言うと俺は女性陣と子供、そしてお年寄りにも集まって貰い鑑定を行う事にした。

すると、意外な素質を持つ人を見つけた。


【ジューダス:器用さ6・素早さ5・料理4・生活魔法4】


この人は雇おう。

年齢的には問題ない。

見た目的に30代くらいだろうか?



「ジューダスさん、此方に」

「はいよ」



そう言って俺の隣に立った背の高い女性に、俺は笑顔で「貴女をストレリチアで雇いたい」と告げると目を見開いて「宜しければお願いします」との事だったので採用だ。

出来ればあと一人か二人……そう思っていると。



【リヨン:器用さ5・素早さ7・音楽3】

【ニヨン:器用さ4、素早さ5・音楽3】



と言う14歳くらいの姉妹を見つけた。

この二人も雇おう。

行き帰りはこの村の拠点の扉を使って貰えば良いし。

そう思い二人を呼び、ストレリチアで雇いたいと言うと飛び跳ねて喜んだ。



「お三方はストレリチアで雇いますが、役所の奥にある扉が職場に繋がっています。職場内は靴を脱いで貰う事になります。仕事内容はそれぞれの現場監督が教えます」

「まずは職場に行ってみたいです」

「私もです!」

「アタシも行きたいねぇ」

「ではお三方をご案内します。カナエは一応店にいてくれ。住民に声を掛けつつ生活に必要な物があったら支給してくれ。」

「分かったわ。生活で困っている方いませんか――!? 店にてお待ちしますのでお越しくださ~~い!」



そう言うとゾロゾロとカナエに着いて行ったので、きっと色々必要な物があるのだろう。

俺達もそのまま村の拠点に移動した。突然三人の女性獣人を連れていったらディア様が驚いていた。「ストレリチアで雇う事になったので、通らせて貰います」と言うと「了解した」と言ってくれたので安心した。 

そして扉の前に着くと、俺はドアを開けて三人を許可すると、その場で靴を脱いで三人は中に入った。

そしてまずは玄関に靴を置き、それから職場へと案内する。



「みんな、新しい仕事の仲間だよ。ジューダスさん、リヨンさん、ニヨンさんだ」

「「「よろしくお願いします」」」

「それから、ジューダスさんにはテリアに料理を教わって貰いたい。テリア」

「はい。ジューダスさんは生活魔法も使えるんですか?」

「ああ、使えるよ」

「なら、此方の方法も教えますね」

「小さな先生、よろしくね」

「はい!」

「ニヨンとリヨンは、テリー、テリアナと交代で仕事をして貰いたい」

「え? 俺達?」

「そうだ。先生が獣人の避難所を助ける話はしただろう?二人にはこっちを手伝って貰いたいって」

「「あっ!はい」」

「現場監督、ニヨンとリヨンに仕事を教えてやってくれ」

「畏まりました」



そう言うとシュウが手を上げ、イケメン故にニヨンとリオンが色めいた。

まぁ気持ちは分からなくもない。確かにイケメンだもんな。

後は二人に任せ、テリーとテリアナに靴を持ってくる様に言うと一緒に扉部屋に向かい、オレンジのドアを開ける。

そして靴を履くと中に入り扉を閉めた。



「ここは?」

「此処が先生が女王陛下に任された獣人の村だ。君たちはレアスキルである【緑の手】と言う物を持っている。この事は誰かに話してはいけない。」

「「みどりのて?」」

「そう、植物を育てるのにとても強い力を発揮する。その力で畑仕事や果物、ハウスの仕事を手伝って欲しい。この村にも一人【緑の手】を持つ子がいる。今度紹介するから仲良くして欲しい。仕事は朝食を食べたらさっきみたいに扉からこっちに来て、夕方いつもの時間になったら扉から帰ればいい。夕食はいつもどおりテリア達と一緒だ。村の皆はとても辛い生活を強いられてきた……。だから最初から頑張らないと行けない。その手伝いを二人はして欲しいんだ」

「「はい!」」

「良い返事だ」



そう言って二人の頭を撫でると、村のまとめ役であるシリウスさんを探した。

すると――。



「あれ~村ちょーさんと知らない子が二人いるよー」

「だれだれー?」

「やぁ、シリウスさんを探してるんだが知らないかい?」

「シリウスさんなら畑にいたよ」

「そうか、ありがとう、この子たちは俺の秘蔵っ子なんだ。仲良くしてあげてくれ」

「テリーです」「テリアナだよ」

「新しいお友達?」

「わ〜い!よろしくね!」

「俺達も畑仕事手伝にいくから丁度いいよ」

「それじゃあ、皆でいこう」



そう言って皆で畑に向かうと、シリウスさんが汗を流しながら働いていたので声をかけた。

すると「どうかしましたか」と駆け寄って来たので、二人を紹介する。



「昨夜話した農作業の手伝いに入る俺の秘蔵っ子のテリーとテリアナだ。まだ幼いから体力もないし出来る事は少ないと思う。働かせすぎは困るが、どうか上手く面倒みてやってくれ」

「村に欠かせないレアスキルの子供達ですね」

「ちなみに孤児院にいるモルカもそうだ。後で孤児院にいくが、モルカも体力が戻ったら畑仕事を手伝わせる予定だ。頼んだぞ」

「確かに、怪我をさせないように手伝って貰います」

「俺達の父ちゃんと母ちゃん農家だったんだ。だから俺水魔法も使えるよ」

「そいつはありがたい!」

「テリアナもみずまほうつかえるよ」

「二人ともか、そいつは凄い、本当に助かる! この辺りはとても乾燥していて困っていたんだ」

「「がんばる!!」」



こうしてシリウスさんに二人を預け、仕事が終わったら役所に連れて来てほしいと言うと了解して貰えた。これで安心だろう。

そのままの足取りで店へと向かうと、皆大きな紙袋を持って集合住宅に行ったり来たりしている。



「カナエ、どうした?」

「布団一式と枕やシーツの替えも欲しいって事で渡しています」

「なるほど、後で孤児院にもお願いできるか?」

「良いですよ」

「悪いな。俺は孤児院に向かうから」

「私も列が終わり次第向かいます」

「ああ」



こうして俺は孤児院に向かい、ドアをノックしたらエミリーがドアを開けた。

俺の登場に笑顔を見せるエミリーに子供たちの様子を見に来た事を告げると、今子供たちはカナエが作り置きしていたポトフを温めて食べているらしい。

少し様子を見させて貰う為に中に入ると、子供たちは美味しそうに食べていて安心した。



「お肉なんて初めて食べたみたいで興奮してしまって大変でしたが、落ち着いた頃です」

「それは大変でしたね。明日からは食堂で子供達も一緒に食事が出来るでしょうから、後で食堂には明日から子供とエミリーも加わる事を伝えておきます。」

「ありがとう御座います」

「子は宝ですからね。村の皆で育てていきましょう」

「そうですね……、皆余裕がなくて、自分や家族の事で精一杯で、この子達に手を差し伸べる事が出来ませんでしたが、やっとです……」

「心に余裕がないと他の者まで助けられません……」

「ええ」



そう話しているとノックする音が聞こえ、エミリーがドアを開けるとカナエが入ってきた。



「こんにちは、そろそろ牛乳が無くなる頃かと思いまして。あと枕付き布団一式も用意しました」

「ええ、先ほど全て飲み干したばかりです。布団一式もありがとう御座います」

「牛乳は追加で多めに入れておきますね」

「ありがとうございます」

「後子供たちの予備の服もいるかと思いまして、今から用意していいです?」

「はい」



そう言ってカナエは子供8人分の服と下着なんかを用意し、ついでにエミリーの服とエプロンも二枚出した。



「エミリーさんも頑張っているので、これはプレゼントです」

「ありがとうございます」

「エミリーさんは生活魔法が使えるんですか?」

「はい」

「なら洗濯は安心ですね」

「そうですね」

「洗剤での洗い方を教えたいけど、まだそこまで手を入れるのもなぁ」

「子供たちの服は洗ってもう干した後なので」

「ならまた今度、機会があれば」

「はい」

「それと、モルカですがレアスキルを持っているので、是非農作業を手伝わせて下さい」

「モルカですね。解りました」

「うちの子も二人同じスキル持っていて、こっちに手伝いに来るので、仲良くしてくれればいいですが」

「名前はなんと?」

「テリーとテリアナの兄妹です。二人の事はシリウスさんに頼んでいます。」

「分かりました、モルカに伝えておきます」

「それでは食堂には明日の朝から参加と言う事で」

「はい、ありがとうございます」



そう言うと俺とカナエは食堂に行き、明日の朝から子供8人とエミリーが追加で食堂で食べる事を告げると、女性たちは「了解です!」と返事をしていた。

この調子なら大丈夫だろう。

追加で野菜や肉を冷蔵庫に入れて来たし、暫くは苦しい思いはしなくて済むと思いたい。



「さて、一通り回ったが問題は無さそうだ」

「後は作物次第ですね」

「そうだな」

「村レベルが上がれば、また何かスキルが増えるんだろうが、今は何をしたら増えるのかよく分かっていない。手探りだな」

「村と王国を結ぶ道もありませんしね」

「それが問題なんだよなぁ。取り敢えず俺の方から今回の報告書を陛下にお渡しする為に拠点に行って書類を書こう」

「はい」



こうしてディア様のいる役所と言う名の拠点に向かい、ディア様に書類を書くから机を追加する事を伝えて机と椅子を選んで仕事をし始めると――。



読んで下さり有難う御座います!

連載頑張れ! とか 続きを楽しみにしてます! 等ありましたら

★をポチッと押して下さるかイイネ等で応援よろしくお願いします!


誤字脱字報告とても助かっております!

とても多くてすみませんm(__)m

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