2002年、日韓ワールドカップの超個人な悲劇。
みなさま、陶器……じゃなかった、冬季オリンピックはご覧になっていますか? 自分はテレビをつけて映っていたら見る程度。
ネオ・ブリザードで御座います。
(↑落語の挨拶か)
今回もお忙しい中、自分のエッセイを覗いて頂き、本当にありがとうございます。ログインボーナスとして、氷で出来た『婚姻届』を置いていきますね。
これに、結婚相手の名前を書かせて市役所に提出すれば、数時間後には氷の婚姻届は溶けて無くなり、婚姻を結んだことももみ消せます。
まあ、その前にボールペンのインクが氷の上で滲んで使えたものではありませんが。
……駄目じゃん。
さて、いつもの小噺は置いておいて、本題に参りましょう。(←おい)
みなさまは、現在開催中の『サッカーワールドカップ アジア最終予選』をご覧になっていますか? 自分は地上波で、初戦のホーム『日本 対 オマーン』戦から見ています。
あの試合は、後半終了間際にオマーンとって劇的な先制点が決まり、残念ながら【0対1】と敗北した日本は、黒星発進となりましたね。
その後も、アウェイ戦で中国に勝利したものの、続くサウジアラビア戦でまたも敗戦……一時はワールドカップ出場どころか、プレーオフすら危ぶまれた状態にもなりました。
ですが4戦目、ホームでむかえたオーストラリアに【2対1】で勝利したあとは、連勝を重ね、3月下旬に控えたアウェイ、オーストラリア戦に勝利すれば晴れてワールドカップ出場というところまでこぎつけました。
こうなったら、俄然次の試合はテレビにかじりついてでも日本代表を応援して、ワールドカップ出場決定の瞬間を見よう、そう思っていましたが、次の試合は先ほど述べた通りアウェイ戦……地上波では、放送してくれないのです……。ぐはぁ。
『D○Z○』に入る? 自分も、一瞬それを考えましたが、そんなにスポーツ見ないから、別に良いかなと……まあ、それはそれとして。
今度のオーストラリア戦、視聴はできませんが心で応援しようと思います。頑張れ、日本!!(←薄い)
さて、そんなサッカーワールドカップですが、自分は過去一度、あるプレイに対してものすごくくやしい思い出があります。今回はそのお話をするといたしましょう。
それは2002年……ワールドカップが日本と韓国、2国間で共同開催された時のことでした。
アジア予選を免除された開催国日本(韓国もアジア予選免除)は、決勝トーナメント進出をかけた予選リーグ初戦、ベルギーと対戦しました。初めての自国開催ということもあり、自分はその試合を家族みんなで見ていました。
試合は【0対0】。どっちに先制点が入ってもおかしくない展開が続きます。
そんな時です、一本の電話が試合観戦中の居間に鳴り響いたのです。(電話は、別のところにおいてありますが)さあ、困りました。試合は見たいけど、電話に出ないわけには行きません。
……結局、その時はあまりサッカーに興味のない母が電話出てくれ、自分たちは母に感謝しながらサッカー観戦に矜持ました。(←本当に感謝してんのかよ)
しかし。
「電話だよ」
「え?」
なんと、その電話は自分にかかって来たものだったのです。こうなると、さすがに知らんぷりというわけにはいきません。ぐぬぬ。
自分は、試合を見たい気持ちを必死に抑え、電話に出ます。
……電話相手は、知人でした。
自分は、その知人との会話を済ませると、急いで居間に戻ります。その間、おそらく1、2分。
そして、テレビのスコアを確認すると……
【1対1】
【1対0】でも【0対1】でもなく【1対1】でした。もう、目を白黒させるというのは、あんな感じですかね。
当然、自分はこう聞きました。
「な、なに? なんで【1対1】になってるの?」
それに答えてくれたのは兄でした。
「見ての通りだよ。1点ずつ取ったの。日本とベルギーが」
「うん。それは分かるけど、【1対1】ってなに? 自分が電話出てる短い間になにがあったの?」
「だから、ベルギーが先制点を取ったあと、すぐに日本が点を入れたんだよ」
「本当?」
「本当」
テレビ画面には、兄の言葉を裏付けるかのように、同点ゴールを上げる鈴木選手の姿がスローモーションで映し出されていました。
そう、つま先ゴールのことです。
自分は、あの名シーンを見逃してしまったのです!
なんてぇこったい!!
(他の名シーンも結構見逃してますけどね)
それからというもの、自分はワールドカップが開催される度、自分は鈴木選手のゴールのことを思い出し、『いつか、この話をネタに一本書いてやろう』と、思うようになったのです。
そして、それは今実現し、みなさまにお伝えすることができました。だからどうしたって話しですけどね。
みなさまは、ちょっとしたことで「あの時、名シーンを見逃した!」ということはありますか?
(↑聞くなや)
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
なお、毎度のことながら、冒頭の「小噺」の部分はフィクションで、ログインボーナスの『氷で出来た婚姻届』はありません。……あしからず。