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「寝込んでいる時もただ貴方を想って」
呼ぶ
呼ぶ
貴方の名前を譫言で呼んでいる
体が痛くて 痛くて
痛みの為に意識が朦朧としていても
貴方の名前を気付けば呼んでいる
呟いている
苦しくて 苦しくて
辛くとも
貴方の名前を呼んでいれば痛みも和らぐ気がするから
それぐらい貴方を信頼しているの
心から愛しているの
苦しい夢の中でも
冷たい貴方の手がおでこを冷やしてくれる
そんなイメージを持って
この痛みと微睡みから抜ければ
目覚めれば
元気になって
お風呂も入れれば
決して私は綺麗ではないけれど
いつもの普通の私を見せれるから
待ってて
今日は何もメッセージが出来ないけれど
必ず元気になって
笑顔の私で貴方に会えるから
そうしたら笑って私を見て
「頑張ったね」って褒めて
無連絡だったのは
謝るわ
そしてこれがもう何度目かってことも
謝るわ
大好きな貴方に会う為に
この病と闘っているんだもの
大好きな貴方といつか一緒に暮らす為に
頑張っているんだもの
愛している
だから
笑顔の私を
お願いだから待っていて……
ごめんなさいね、でも待っていて、必ず元気になるから私。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。
