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「桜の樹の下で貴方と」

貴方と一緒になった次の春


あちこちの桜を見に連れて行ってくれたね


あそこの公園


近所の神社の近く


本当にどれも綺麗だった


春霞が桜を一層引き立てていて素敵だったよ


何よりも育った地を離れたわたしにとって


それはそれは贅沢な景色だった


満開の桜、桜


「田舎でごめんな」


貴方はいつも気にするけれど


わたしは好き


この地が好き


だって


貴方を(はぐく)んでくれた所だもの


此処をひっくるめた全ての貴方が好き


「大袈裟だな」


苦笑する貴方を後ろから抱きしめる


桜吹雪が舞う


桜の絨毯を二人で踏みしめて


桜の花びらをそっと二人で手に受け止めて


お互いに微笑み合う


好きだよ


大好き


愛してる


わたしは桜の樹に告げる


ありがとう、と


わたしの大切な人を見守ってくれて


そして頭を下げる


これからはわたし達を見守ってください、と


貴方の手を握って


心の中で呟く


永遠に桜に誓います


貴方を愛すると……



お読みくださり、本当にありがとうございます。

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