花の迷宮 茨の鳥籠
色とりどりの花細工で飾りたてられ、見事な花園に囲まれた、『花館』と呼ばれている屋敷があった。幼くして花館に引き取られてから、一歩も外に出ることなく育った病弱な少女アデラは、十二歳になったころ、人ならぬものが夜な夜な部屋に忍びよる気配を感じるようになった。そんな日々に、新しく館に雇われた花細工師の青年ニールから、魔除けの力を持つ薔薇があることを教えられる。
この作品は「ふりのべ様(https://freenovel.site/mokuji/12)」にも掲載しています。
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