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ドMVRMMO  作者: 猫ズサー
チュートリアルステージ
6/30

05_ゴブリン

くそ長一話のスライム編を読み切った強者は一体どれほどいるのだろう

スライム「あいつはワシ等が鍛え上げた」

ド猫『・・・・』

[チュートリアル5:人型モンスターと戦おう

戦うのは怖いかもしれませんが、あまり強くないので、勇気を出した戦おう]


チュートリアルウィンドウを閉じると目の前には、これもライトノベルでおなじみのゴブリンがいる。肌は苔のような緑色、背丈は小さい子供、手には少し錆びた剣まさにテンプレートのようなゴブリンだ、となると戦闘面もテンプレートどうりだろうか。


『ゴブゴブ(ああ、いい風だぜ)』

「こんには」

『ゴブー(今日がお前の命日だ何故なら俺様にみつかっちまったからな)』


一応話が通じるか試してみたが無理だった、ゴブリンは手に持った剣を高らかに構えながらトテトテとこちら側に走ってくる、俺は切ってくれと言わんばかりに盾を装備した腕を突き出した。ゴブリンは俺の狙いどうりに盾に向かって雑に剣を振り下げてきた。


俺は突き出した腕をタイミングを合わせて、腕を軽く回しゴブリンの剣を体の外側方向に滑らせた。


結果ゴブリンは来るはずだった盾と剣との衝撃がなく、空振りしたようになり少し体制を崩してしまた、俺はそんな無防備なゴブリンの首を切りつけた、一撃でおおよそゴブリンの3分の1のHPを削ることをできた。

スライムの時より大きなダメージを出せている理由はおそらく、急所である首に攻撃をしたからだと思われる。


『ゴブ?(貴様今何をした)』


ゴブリンは何かをつぶやいた後、先ほどやられたことを忘れたのか先ほどと同じように突っ込んできた。


「ゴブリンは弱いな、スライムのほうが数倍強い」これが俺のゴブリンとの戦闘中の感想だ、確かにステータスではゴブリンのほうがスライムより優れているが、動きの読みやすさは圧倒てきにゴブリンのほうが楽だ、スライムは全身がゼリー状でどこに何があるかわからず、何を考えてるか、体の動きから次はどのように動くかを予測するのはほぼ不可能に近い、それに比べゴブリンは人間を縮めたみたいに類似している、人なら過去のPVPの経験から体の動きから次にどのように動くかは予想するのは慣れている、それに戦い易いのは倒すイメージがすごくし易い、その理由は先に挙げた通り人と体の構造が似ているから、より細かく言うと急所が同じだからだ。


どこかの格闘家異世界転生系なろう小説で「人型モンスターはいい、壊し方が人間と同じだから」とか言ってたな、今ならすごくわかる。


そんな事を考えて戦っていると、すでにゴブリンは瀕死だ、そのせいか先ほどとは打って変わって消極的に待ちの体勢だ、俺は試したい事もあるので、ゴブリンに近づき剣をスッとゴブリンの目の前に置いた。


攻撃ではない、正確に表現するなら「剣を顔に突き付けた」この行為にさほど意味はない何故なら、これはただの視線誘導だから。


俺の剣を見つめて意識が上半身に集まっているゴブリンの体を足払いした、ゴブリンは俺の足払いに対して対応できず、そのまま前に倒れこんだ、生物は弱点に脅威が来ればそれを守ろうとするのは自然なことだ、それが結果的により致命的な結果になるとしてもついつい反応してしまうのが生物だ。


俺は倒れこんだゴブリンの目の前に立ち前かがみになりゴブリンの顔を見つめた、ゴブリンは少し見つめ返したあと俺の足首を狙って剣を振ったが、俺は体制と体の動きから足を狙われる予測をしていたので、造作もなく剣が俺の体に届く前に手でゴブリンの腕を地面に抑えつけることができた、すかさずゴブリンの背中に座た、しばらくゴブリンはジタバタしたのを見た後抑えつけていた腕を掴み上げ、俺の足を支点にしてゴブリンの腕を逆方向にへし折った。


ゴブリンは悶え苦しんだがまだ闘志は消えておらず、俺に対して目から殺意を伝えてきている、確認作業も終わったので俺はゴブリンの首に剣を当て引いて切った、ゴブリンは最後に『ゴブー!(俺様が下種ごときに負けるなんて、ありえねー!)』と言ってポリゴンとなって消えていった。


俺が立ち上がると同時に[チュートリアル5:クリア]と表示されたウィンドウが表示された、ウィンドウを消し「死体は残らないのか、スライムの死に方のほうが特殊なのかな」俺はそんな事を思いつつまだ続く道を進んだ。


主人にいたぶる趣味はありません、今回のは実験に近いものです。


モンスターの気まぐれ翻訳は気まぐれでやるかも

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