表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドMVRMMO  作者: 猫ズサー
チュートリアルステージ
3/30

02_初戦闘 初死に戻り いけない扉

スライムに負けたる奴いるおる?

俺は道なりに歩いていると急にウィンドウが出てきた

[チュートリアル1:戦闘

目の前にいるスライムに攻撃して倒してみよう]


気が付くとどこからか現れたスライムが俺の前にいる、スライムを観察していると別ウィンドウが出てきた。

[スライム:HP10/10]


どうやらデフォルトで敵のライフを確認できるらしいすごく親切だな、俺はおそらく最弱であるはずのスライムに攻撃を仕掛けてた、剣で問題なく切れるのだがゼリー状の体に物理攻撃が効くのか疑問だが数度剣で切りつけを行った。

[スライム:HP 7/10]


再度スライムのライフを確認すると3減っているので攻撃は問題なく通っているらしい、ならあと10回ほど切りつければ勝てる。


俺は再度切りつけようとしたらスライムがプルプル震え始めて、何かやな予感がしたので盾を構えた次の瞬間体に衝撃が走った、自分のHPを確認し3減っているのでやはりさっきのプルプルは攻撃の前モーションだったようだ。


攻撃してくるのは当たり前かチュートリアルとは言え無抵抗にやられるはずもない、

俺は再度気合を入れなおして戦闘を再開した。


俺はひたすら切りつけスライムがプルプルしだしたら距離をあけ、プルプルが収まったら再度近づき攻撃をするこれを繰り返しスライムを瀕死に追い込んだ。

[スライム:HP 2/10]


あと少しだがあせたない一度の油断で負ける可能性は十分あるからだ、注意深く攻撃をしているとスライムがプルプルし始めた俺はすかさず距離を離し治まるのを待った、しかし今回は少し今までのとは違うスライムの体の揺れが大きい、念のために盾を構え身構えているとスライムが突然体当たりしてきた、俺は避けることができずそのままスライムに弾き飛ばされた。

俺はスライムの体当たりで初死をした。


初死した俺はちょっと前に見た馬小屋の藁の上で寝ていた、スライムに負けたことを受け止めつつ頭の中を整理しているとウィンドウが開いた。

[チュートリアルEx:チュートリアルステージでの死に戻り

通常ステージでは死亡すると様々なペナルティが存在しますが、チュートリアルステージではペナルティが存在しませんなので気にせずガンガン逝きましょう]


なるほど本来なら負けると何かしらのペナルティが存在するのか知らなかった、そして俺は再度頭の中で整理を始めた。


俺は最弱と名高いスライムに負けた、ライトノベル、ゲームでも一部例外を除いて最弱と名高いスライム先輩に負けた、負けたて悔しがるべきなのに不思議ワクワクしている。

正直先ほどの戦闘はなぜかすごく楽しかった理由は自分でもわからない。

戦闘を思い返し感情を反芻(はんすうし分析する。


そして理解する自分が久しく一進一退の熱い戦いをしていなかった事に、そしてスライムとの戦闘はまさに一瞬でも気を抜けばやられる一進一退の熱い戦いであったことを、「ナイトウォー」では戦闘内容はテンプレート化され新しい発見も工夫も存在していなかった。

だが先ほどの戦闘は相手を観察し攻略法を見つけ出し実行するそんな戦いだった、久しく忘れていた戦いを工夫する楽しさ、あのスライムはそれを思い出させてくれた、ありがとうスライム次は必ず倒すからな。

初期装備の剣ならスライムは1撃です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ